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北海道は、ここ数日、高気圧に覆われた日が多くなり、晴れ間の出る時間の長い日が多くなりました。10日から19日までの降水量を平年と比較すると、平年の20%以下となった所が多く、各地とも雨が少なくなっています。

降水量の平年比 20%以下に

4月上旬の北海道は、気圧の谷や低気圧の接近、通過に伴い、雨や雪の降った日がありました。しかし、中旬になると、北海道付近には高気圧が張り出し、低気圧は本州方面を通過するものが増えてきました。北海道付近は曇っても雨や雪の降る日が少なくなり、4月10日以降の各地の降水量を見ると、太平洋側西部やオホーツク海側で5~10ミリ程度降っている他は、広く5ミリ以下にとどまりました。4月は降水の多い時期には当たりませんが、それでも平年の20%以下となっており、釧路では平年の2%しか降っていません。札幌でも10日に2.0ミリの降水を観測した後は11日から19日にかけて、1ミリ以上の降水を観測した日はなく、降水量の平年比は13%ほどになっています。なお、日本海側や太平洋側西部では、4月に入ってからの降水量が平年の50%から70%くらいで、各地とも平年より少なく経過しました。

今後はまとまった雨の所も

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今日(20日)の北海道付近は、日本海を北上する低気圧が近づき、午後は広く雨が降るでしょう。特に今夜は太平洋側で降り方の強まる所がある見込みです。明日明け方にかけて広く雨が降り、十勝地方の山沿いなどで雪に変わることもありそうです。明日にかけての降水量は多いところで30~40ミリくらいです。降水の少ない地域が多くなっているため、農作物などにとっては恵みの雨とも言えそうです。

その後も週末にかけては気圧の谷や寒気の影響で、ぐずついた天気の日が多く、日本海側を中心に雨や雪の降る日が多いでしょう。少なかった4月の降水量も、月末までには帳尻が合う地域が増えるかもしれません。