メイン画像
メイン画像

3日の14時までの最高気温は、釧路や仙台で5月上旬並みになりました。仙台では桜が満開となり、1953年の統計開始以降、最も早い記録になりました。桜以外にも、春の便りが続々と届きました。

釧路や仙台で気温5月上旬並み 仙台で過去最も早く桜が満開に

画像A
画像A

3日(金)は、本州付近は高気圧に覆われて、晴れた所が多くなりました。15時までの最高気温は、釧路市で10.5度、仙台市で18.4度と、いずれも5月上旬並みになりました。

仙台では桜(ソメイヨシノ)の満開を観測。平年より13日早く、統計開始の1953年以来、最も早い記録になりました(2002年も4月3日に満開)。

桜前線順調 山形で開花 満開も続々

3日(金)は、山形で桜の開花が平年より12日早く観測されました。桜前線は、東北を順調に進んでいるとみられます。また、桜の満開が長崎、広島、大阪、奈良、彦根、富山、宇都宮、銚子で観測されました。長崎は平年並み。広島は平年より1日早く、そのほかの地点は平年より2日から7日早い満開です。

追記(19時11分):神戸で桜の満開が平年より2日早く観測されました。

桜以外にも春の便り続々

桜以外にも、春の便りが続々と届いています。気象庁では、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するのに、生物季節観測を行っています。

3日(金)は、那覇でテッポウユリの開花、本でノダフジの開花、長野でヒガンザクラの満開、熊谷でツツジの開花、富山でモモの開花、山形でツバキの開花、福島や山形でモンシロチョウの初見などが観測されました。いずれも平年より早く、熊谷のツツジの開花は、平年より15日も早い観測です。季節は順調に進んでいるようです。