メイン画像

画像A

今年に入ってから未だ台風は発生していません。1月から3月までに台風が発生しないのは3年ぶりです。

台風の発生　未だなし

上の表はここ5年間の台風の発生数と平年の発生数です。台風の発生数は夏から秋にピークを迎えますが、南の海上は年間を通して暖かく、冬や春も台風が発生することは珍しくありません。2019年や2018年も1月に台風1号が発生しています。

ただ、今年は未だ台風は発生していません。1月から3月にかけて台風が発生しないのは2017年以来3年ぶりです。目先、南の海上に台風に発達するようなまとまった雲はありません。

台風発生　少なくても油断せず

台風の発生が遅いからといって、油断はできません。年間の発生数も少ないとは限らないからです。1月から3月まで発生のなかった2017年は7月から発生数が増え、年間発生数は平年(25.6個)を上回る27個となりました。2017年の日本への上陸数は4個で、こちらも平年(2.7個)より多くなりました。2017年に上陸した台風の中でも台風18号と台風21号は大きな被害を与えました。台風18号は南西諸島や西日本、北海道を中心に大雨や暴風となり、台風21号は西日本から東日本、東北地方の広い範囲で大雨に。全国的に暴風が吹き荒れました。

また、2016年は6月まで台風が1個も発生しませんでしたが、7月以降、急増し、平年と同程度の発生となりました。

まだ台風シーズンは先ですが、今年も夏から秋を中心に台風が列島に影響を与える可能性があります。去年、台風15号や台風19号が列島に大きな爪痕を残したばかりです。台風が接近、上陸すると予想される場合には早めの対策を心がけるようにして下さい。

トップにもどるお天気ニュース記事一覧