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みちのくに早い春の訪れです。本日3月28日、福島と仙台の気象台でサクラ開花の発表がありました。1953年の統計開始以来、最も早い開花です。

統計開始以来 最も早い開花

〇福島

平年より12日早い

去年より8日早い (去年までの早い記録 2018年・2002年3月29日)

〇仙台

平年より 14日早い

去年より8日早い (去年までの早い記録 2002年3月29日)

満開までは5日から一週間程度の見込みで、福島は3月31日、仙台は4月3日に満開を迎える予想です。4月の中旬には、東北北部まて桜前線が北上するでしょう。

鹿児島より早い開花

11時現在、鹿児島はまだ桜の開花が観測されていません。福島、仙台のサクラが鹿児島よりも先に開花したのは、1953年の統計開始以来初めてです。この珍事は、今シーズンの気温の高さが影響しているとみられます。

サクラの花芽は前年の夏に作られ、休眠にはいります。冬になって一定期間、寒さにさらされると花芽が目を覚まし(休眠打破)、春の暖かさで花が開きます。気温が高い場合、元々温暖な地域は開花が遅れ、元々寒冷な地域は開花が早まる傾向にあります。

暖冬の影響をより受けやすかった鹿児島は休眠打破が遅れた一方、暖冬とはいえ寒い東北は花芽が目覚め、春も気温が高く経過したため記録的な速さで開花したとみられます。