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週末は、また西から雨で、気温が予想より下がれば、関東の平地でも警報級の大雪の恐れ。来週前半にかけては「菜種梅雨」で、気温の変化が大きくなりそうです。

28日土曜 西から雨

この週末から来週前半にかけては「菜種梅雨」となるでしょう。「菜種梅雨」とは、菜の花の咲く頃に、関東から西の太平洋側でぐずついた天気となることを表した言葉です。また、この時期の雨は、桜など春の花を催す(咲かせる)雨ということで、「催花雨(さいかう)」とも呼ばれます。

日ごとに詳しくみてみますと、28日土曜は、西から次の雨雲がやってくるでしょう。発達した雨雲は、南の海上が中心ですが、九州から関東は夕方から広い範囲で雨が降り、太平洋側沿岸部では雨脚の強まる所もありそうです。

28日土曜の気温は、全国的に朝からこの時期にしては高いでしょう。ただ、28日土曜の夜は、一時的に寒気が流れ込みそうです。

29日日曜 桜に雪か

寒気の影響で、29日日曜の午前中は、北陸や関東甲信、東北南部の山沿いを中心に雪が降るでしょう。関東では、標高の高い所を中心に、積雪となる所もありそうです。気温が予想よりも下がり、降水量が予想より多くなった場合では、桜が咲いている関東の平地でも、警報級の大雪となる可能性があります。今のところ、どこで雪になるのかは、まだ予報にばらつきがあります。最新の予報を確認して下さい。

29日日曜の日中になると、雨雲は東へ遠ざかって、日本海側を中心に、晴れてきそうです。ただ、晴れの天気は長続きしません。洗濯など、日差しを有効にお使い下さい。

来週前半も 傘の花

30日月曜は、またまた西から雨雲がやってくるでしょう。低気圧の動きがゆっくりなので、1日水曜頃にかけて、九州から関東には、雨雲が次から次へと進んできそうです。太平洋側では雨脚の強まる所もあるでしょう。1日水曜頃には、雨雲は北へ進みそうです。

気温は、来週前半は、全国的に平年より高い傾向でしょう。このため、九州から関東だけでなく、東北でも、桜の開花を催す雨になりそうです。

来週後半は また寒気

ただ、季節を先取りした暖かさは、長くは続きません。来週後半は、また寒気が流れ込むでしょう。

気象庁が発表した最新の「1か月予報」によりますと、4月3日までの平均気温は北日本(北海道や東北)や東日本(関東甲信、東海、北陸)、西日本(近畿、中国、四国、九州)で平年より高く、沖縄・奄美で平年並みか高い予想ですが、4日以降は、全国的に暖かさがトーンダウンしそうです。来週は、前半と後半で、気温の変化が大きくなりますので、新年度を迎える際に、体調を崩さないよう、ご注意下さい。