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17日(火)は春の彼岸入り。19日(木)から21日(土)にかけて、最高気温は4月並みになる所が多いでしょう。ただ、穏やかな晴れの天気が続くということではありません。

16日(月) 真冬並みの寒気 最高気温は2月上旬並みも

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16日(月)は、低気圧が日本の東を発達しながら北東へ進む見込みです。日本付近は冬型の気圧配置になるでしょう。上空5500メートル付近でマイナス36度以下の寒気が北陸付近まで南下する見込みです。真冬並みの寒気です。

本州の日本海側に、雪雲が流れ込みます。中国地方や近畿の山を中心に雪の降り方が強まり、昼前にかけて大雪になる所があるでしょう。雪雲は東海や甲信の平野部にもかかる見込みです。

注意が必要なのは、雪ばかりではありません。上空の強い寒気の影響で、九州から関東の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になります。九州から近畿は、昼過ぎにかけて、北陸や東海、関東は夕方にかけて、雲が発達しやすいでしょう。日本海側だけでなく、太平洋側の晴れ間が出る地域でも、急にカミナリが鳴り、にわか雨やにわか雪がある見込みです。東北も、夕方にかけてカミナリの鳴る所があるでしょう。カミナリ雲の下では、竜巻などの激しい突風が発生したり、雹(ひょう)が降ったりすることがあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、建物の中など、安全な場所に移動して下さい。

広く北または西風が強まるでしょう。九州から東海、北陸にかけて、最高気温は平年より低くなる見込みです。北陸では10度に届かず、2月上旬並みの所もあるでしょう。

17日(火) 春の彼岸入り 暑さ寒さも彼岸まで

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17日(火)以降は、日本付近に暖かい空気が流れ込みやすくなります。17日(火)以降の最高気温は、全国的に平年より高い日が続く見込みです。19日(木)から21日(土)にかけて、4月並みになる所が多いでしょう。九州や四国、近畿、東海、関東では、20度くらいまで上がる所が多い予想です。桜の開花が進むでしょう。

20日(金) 春分の日 気温高めでも冷たい風

気温が高めとはいうものの、穏やかな晴れの天気が続くということではありません。17日(火)夜から18日(水)にかけては、16日に予想されるほど強い寒気ではないものの、北陸付近の上空に寒気が流れ込む見込みです。17日は日本海側の雪は止みますが、北陸付近では夜から再び降り出し、18日にかけてカミナリが鳴り、降り方が強まることがあるでしょう。

19日(木)は、大陸から日本の南に前線が延びる見込みです。20日(金)から21日(土)にかけて、千島近海を低気圧が北東へ進むでしょう。前線や低気圧に伴う雲がどこまでかかるか、まだ予報に幅があります。19日から21日にかけて、晴れマークでも、雲が広がる可能性があります。最新の気象情報をご確認下さい。20日の春分の日から21日にかけて、広く西風が強めに吹くでしょう。花冷えとまでならないものの、風が冷たく感じられそうです。