メイン画像
メイン画像

ホワイトデーは全国的に寒く、関東で雪の所も。「真冬の寒さ」や「ゴールデンウイーク頃の暖かさ」の日もあるなど、来週にかけて気温差が大きくなりそうです。

13日 東京の桜は「開花」目前

画像A
画像A
画像B
画像B

13日金曜日は、本州付近は暖かい空気に包まれ、全国的に昼間は春らしい暖かさとなりました。15時30分までの最高気温は、東京は18.7度と4月中旬並み、大阪は16.6度と4月上旬並み、福岡は15.9度と3月下旬並みでした。

この暖かさで、南大東島ではツバメが初めて見られ、奈良ではタンポポが開花し、和歌山でモンシロチョウが初めて見られ、横浜ではクワが発芽、新潟ではヒバリが初めて鳴き、水戸と福島ではウグイスが初めて鳴いたのが観測されました。

東京の桜の標本木は、13日金曜日午後2時現在、2~3輪の花が咲きました。気象庁が「開花」を発表する基準となる「5~6輪以上の花が咲いた状態」まで、カウントダウンといった感じです。

14日 関東甲信は「極寒」 峠は雪

画像C
画像C

ただ、この暖かさは、続きません。

14日土曜日は、一転して、急に冷たい空気が入るでしょう。最高気温は、東京は6日ぶりに10度に届かず、真冬並みの予想です。冷たい空気が徐々に流れ込むので、昼間は朝よりも寒くなり、更に北風が吹くので、昼頃の体感温度は2度前後まで下がる可能性があります。昼間は極寒で、13日金曜日の暖かさを体感した後だけに、寒さがいっそう身にしみるでしょう。寒いだけでなく、雨が降りますので、冷たい雨に濡れて、体調を崩さないよう、冬の装いで、お過ごし下さい。

関東甲信地方では、平地は「冷たい雨」ですが、峠など標高の高い所では、雪が降るでしょう。3月とはいえ、峠を越える車は、まだ冬の装備が必要です。14日の夜から15日日曜日の朝にかけても、濡れた路面が凍結する恐れがありますので、車の運転などは、いつも以上に慎重にして下さい。

全国的な「寒気の底」は 16日頃

週末から季節が逆戻りするのは、関東甲信地方だけではありません。

全国的にも、15日日曜日頃から上空に寒気が流れ込み、「寒気の底」は16日月曜日頃になるでしょう。16日月曜日の最高気温は、大阪や福岡では2月上旬並みの予想です。一年のうちで、最も寒い頃に匹敵する寒さですので、3月を折り返しても、まだまだ寒さ対策が欠かせません。そろそろ冬のコートやダウンを片づけたり、クリーニングに出したりしたい頃ですが、まだ残しておいて下さい。

来週後半も 気温差「大」 20度超えも

そして、来週後半は、寒気が北上するので、徐々に暖かくなるでしょう。17日火曜日が「彼岸の入り」で「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、東京では、21日土曜日の最高気温は22度と、ゴールデンウイーク頃の陽気になりそうです。昼間は上着なしでも過ごせる暖かさで、関東から西では、桜の開花が進むでしょう。

ただ、来週後半は、また、一時的に寒くなる日もあり、大阪や福岡でも、気温の上がり下がりが激しくなりそうです。服装で上手に調節するなど、ジグザグ気温に、十分な注意が必要です。