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この先1か月も全国的に高温傾向。特に3月21日~27日は北・東・西日本でかなりの高温が予想され、桜前線は平年より早く進みそう。沖縄・奄美は、期間の前半は気温の変動が大きいので、注意が必要です。

4月前半にかけて 気温がかなり高い週も

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気象庁は3月12日に最新の「1か月予報」を発表しました。それによりますと、3月14日~4月13日の1か月全体では、日本付近の上空は、暖かい空気に覆われやすく、地上付近でも寒気の南下は弱いでしょう。そのため全国的に、平均気温は平年より高い傾向です。

特に、北・東・西日本では、2週目(3月21日~27日)は、気温がかなり高くなる見込みです。沖縄・奄美では、期間の前半は気温の変動が大きく、2週目(3月21日~27日)は気温がかなり高くなる可能性があります。

3月後半~4月前半は、桜が咲き進む時期ですが、この暖かさで今年の桜はいつもの年よりも早いペースで咲きそうです。日本気象協会が12日に発表した「2020年桜の開花・満開予想日」によりますと、東京など記録的に早い開花の所もあるでしょう。

【3月14日~20日】暑さ寒さも彼岸まで と言いますが

週ごとに詳しくみてみますと、3月14日~20日は、日本付近の上空は寒気の影響を受けやすいでしょう。地上付近では、北日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期もありそうです。このため平均気温は、北日本では平年並みか高く、東日本では平年より高く、西日本では平年並みの予想です。

一方、沖縄・奄美では、西から張り出す冷たい空気をもった高気圧に覆われるでしょう。このため平年に比べて曇りや雨の日が少ないですが、平均気温は平年より低い予想です。

3月17日が「春の彼岸入り」で、20日は「彼岸の中日」。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、沖縄・奄美では、彼岸を迎える頃に、一時的に季節が逆戻りするでしょう。北日本も一時的に寒くなりますので、服装選びにご注意下さい。

【3月21日~27日】全国的に高温へ 桜の開花が進みそう

3月21日~27日は、日本付近では偏西風が北に蛇行するため、暖かい空気に覆われやすいでしょう。このため、全国的に平均気温は平年より高い予想です。特に、沖縄・奄美では、前の週とは一転して、急に気温が平年より高くなるので、体にこたえるでしょう。北日本でも気温が平年より高いということで、積雪の多い所では、雪解けが進みそうです。雪崩などに、十分な注意が必要です。

また、日本気象協会が12日に発表した「2020年桜の開花・満開予想日」によりますと、東京の桜の標本木は、3月23日に満開を迎える予想です。気温が平年より高いと、外で桜を眺めるのにも良さそうですが、朝晩は一時的に冷えることも考えられますので、毎日の天気予報で、予想気温をこまめに確認して下さい。

【3月28日~4月10日】高温傾向 まだまだ続きます

3月28日~4月10日も、全国的に平均気温は平年より高いでしょう。新年度に移り変わる時期も、高温傾向が続きそうです。環境が変わる新入学生や新社会人の方にとっても、比較的過ごしやすくなるでしょう。

ただ、本州付近では低気圧と高気圧が交互に通過するので、天気は数日の周期で変化しそうです。「春に三日の晴れなし」と言いますが、春の雨に濡れて、体を冷やさないようご注意下さい。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方