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北海道では、釧路地方の阿寒で24時間雨量が94.5ミリに達するなど、所々で平年の3月ひと月分の雨量を超す雨が降りました。また、釧路市で午前11時までの24時間に19センチ積雪が減るなど雪どけが進んでいます。融雪洪水に引き続き注意が必要です。

平年3月ひと月の雨量超えも

昨日(10日)から今朝(11日)にかけて低気圧が発達しながら日本付近を進みました。暖かく湿った空気が流れ込み、北海道でも雪ではなく、雨で降った所が多く、この時期としては雨量が多くなりました。

24時間雨量は石狩地方の新千歳空港では63.0ミリ、釧路地方の阿寒で94.5ミリ、日高地方の平取町旭で89.5ミリなどと、平年の3月ひと月分の雨量を超す雨が1日で降りました。また、釧路地方の釧路町知方学(チッポマナイ)では24時間雨量が66.0ミリと3月としては統計開始以来最も多くなりました。

(雨量は午前11時までの最大値)

引き続き融雪洪水に注意

雨や季節先取りの暖かさで雪どけも進みました。午前11時までの24時間に網走地方の斜里町宇登呂で32センチ、釧路地方の阿寒湖畔では29センチ、釧路市で19センチ積雪が減りました。

午前11時現在は雨のやんでいる所が多くなっていますが、まだ釧路川・新釧路川には午前11時現在も氾濫警戒情報が出されています。引き続き、融雪洪水に注意が必要です。