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本州の南を低気圧が東進する影響で、四国では所々強い雨や雷雨を観測。雨の範囲は、東に移動して関東周辺まで及ぶ見込み。北海道では別の気圧の谷の影響で朝のうち雪か雨が降るが、日中は晴れ間。

8日の天気 雨域が東へ

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高知県室戸市の室戸岬では、午前5時30分までの1時間に45.0ミリの激しい雨を観測し、午前7時までの12時間では75.0ミリの雨量を観測しました。この活発な雨域は、この先次第に四国を離れ、紀伊半島にかかろうとしています。さらに昼過ぎから夕方にかけては、東海や関東でも雨の降りやすい状態が続くでしょう。この雨は、本州の南を東に進んでいる低気圧によるもので、低気圧の移動とともに雨域が東に移動するでしょう。

【北海道から東北北部は晴れて、春の日差し】

北海道から東北北部は、朝のうちは弱い雪や雨の降る所がありますが、日中は高気圧に覆われて、広い範囲で晴れるでしょう。たっぷりの日差しが柔らかく、陽だまりではホッとできるでしょう。

【東北南部から近畿 雨が降りやすい】

東北南部は雲が多く、昼頃まで雨の降る所があるでしょう。雨の降り方は弱い見込みです。関東から北陸や東海、近畿は、午後にかけて雨の降る所が多く、太平洋沿岸部ほど強い雨に注意が必要です。

【中国、四国、九州 日中は晴れ間も】

低気圧に伴う雨域が次第に離れますので、朝には雨がやむ所が多いでしょう。日中は晴れ間が出る所もありそうです。九州では、午前中から晴れる所があるでしょう。

【沖縄 雲の多い一日に】

低気圧から南西に延びる前線が近くに停滞するため、沖縄地方は、雲が多い一日になりそうです。午前中は、沖縄本島北部や大東島地方で雨の降る所があり、夜は八重山地方で雨の降る所がある見込みです。

8日の気温 春と冬が隣り合わせ

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きょう(8日:日曜)の最高気温は、北海道から東北北部と九州南部や沖縄は、4月並みの陽気です。九州北部から近畿や東海、北陸にかけては、平年並みか高くなりますが、関東など真冬の寒さになる所がありそうです。

【ポイント1 雪崩に注意を】

北海道や東北北部の多雪地域では、この暖かさの影響で雪崩が発生する恐れがあります。車で崖の下を通過する際は、速やかに通り抜けましょう。

【ポイント2 首都圏は真冬の寒さの所も】

関東や山梨県は、高い所でも10度前後の所がほとんどです。平年並みか低い所が多くなりそうです。特に、東京周辺は冬の寒さに戻って、一日中10度未満の所があるでしょう。2月上旬頃に相当する気温で、2月上旬といえば、一年でも寒さが最も厳しい時期です。数日前に春先の服装を着た方も、今日は冬服を身に着け、暖かくしてお過ごしください。雨が降っても、花粉が多く飛ぶ所があります。花粉症の方はご注意ください。