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きょう(20日)、日本気象協会から今年2回目の桜の開花予想を発表しました。

3月にかけての気温が第1回発表時よりさらに高い予想になったため、全般に開花予想日が早まりました。九州では、福岡市の開花予想日が最も早く3月16日で、全国でも最も早い予想となっています。その他の九州北部の各地も平年より早く、九州南部はほぼ平年並みとなっています。九州の桜前線は北から南へと南下する形となりそうです。

九州北部 開花平年より早い

九州北部の各地は、3月にかけての気温が高めに推移すると予想されることから、平年より早く桜が開花することが予想されます。

福岡市の開花予想日は3月16日で平年より7日も早く、全国トップで開花する予想となっています。次いで、佐賀市と長崎市、本市で3月20日、大分市で3月21日と、平年より3~4日早い開花となりそうです。

桜の開花は、気象台で観測の対象としている標本木で5~6輪の花が咲いたときとしています。一般に開花から満開までは1週間から10日ほどかかりますので、九州北部では3月下旬には見頃を迎えそうです。

九州南部 ほぼ平年並みの開花に

一方、九州南部の開花予想日は、宮崎市で平年と同じ3月24日、鹿児島市で平年より2日遅い3月28日となっています。

桜は、冬に一定期間、寒さを経験することで眠りから覚め、開花へ向けた準備を始めます。これを「休眠打破」と呼びます。この冬の気温がたいへん高かったため、もともと温暖な九州南部では、休眠打破が不十分であった可能性があります。このため、九州南部の開花は九州北部より遅い予想となっています。

この春の桜前線は、九州では北から南へと南下するような形になることが予想されます。