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きょう(17日)は発達する低気圧の影響で北海道は太平洋側も大雪に。今シーズン最強の寒気が流れ込む西日本は平野部でも警報級の大雪の可能性があります。全国的に風が強まっていて、あす18日にかけても大雪や暴風、高波などに警戒が必要です。

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きょう(17日)の午後からあす(18日)にかけて、九州から関東、北陸にも上空5500メートル付近でマイナス33度以下の冷たい空気が流れ込みます。今回の寒気は西から流れ込むパターンで、すでに九州では雨から雪に変わっている所も多く、大分ではけさ初雪が観測されました。

大分の初雪は平年より74日遅く、昨年より22日遅い観測です。

【追記】

福岡でも初雪が観測されました。

平年より64日遅く、昨年より51日遅い観測です。

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日本海には発達中の低気圧があり、今夜には北海道付近に近づきます。本州付近は次第に冬型の配置に変わるでしょう。全国的に風が強まるため、暴風や高波にも警戒が必要です。

九州から近畿(西日本)の日本海側は断続的に雪が降り、昼頃からは雷を伴って局地的に降り方は強まるでしょう。山沿いでは大雪となりそうです。太平洋側にも雪雲が流れ込み、山では警報が発表されるくらいの大雪の所もあるでしょう。平野部でも警報級の大雪の可能性があります。積雪や凍結で路面の状況が悪くなるおそれがあります。車を運転される方は冬の装備をして、決して無理をしないようにして下さい。またバイクや自転車で転倒しないように注意しましょう。

北陸は雨や雪が降ったりやんだりで、今夜からは広い範囲で雪になるでしょう。あすにかけて、一気に積雪が増えそうです。

東北は午前中は日本海側を中心に雨や雪が降るでしょう。太平洋側では日中は、晴れる所が多くなりそうです。

北海道は全道的に雪が降り、ふぶく所もあるでしょう。湿った雪になるため、電線や樹木への着雪などにご注意下さい。

一方、東海や関東は雲が多めながら日が差すものの、風が強まりそうです。

予想される雪や風、波の高さ

【予想される雪の量(多い所)】あす18日午前6時まで

北陸 50センチ

北海道、中国地方 40センチ

近畿 30センチ

四国 25センチ

九州北部 20センチ

九州南部 10センチ

【風の予想・最大風速(最大瞬間風速)】あすにかけて

北海道 23メートル(35メートル)

東北、北陸、九州北部 20メートル(30メートル)

【波の高さ】あすにかけて

北海道、東北 6メートル

北陸、九州北部 5メートル

九州は今季最も寒くなる

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最高気温は地域差が大きくなります。

沖縄と九州から近畿、北陸はきのうより大幅に低い所もあり、真冬のような寒さの所が多いでしょう。福岡は今シーズン最も低い気温になりそうです。東海も気温の上がり方は鈍く、10度を少し超えるくらいでしょう。

関東はきのうより5度以上高くなる所が多い見込みです。4月並みの陽気で、日中は冬のコートがいらないくらいです。

東北と北海道はきのうより高く、3月並みの所が多いでしょう。