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きょう12日(水)、九州は低気圧や前線が近づき、南から暖かく湿った空気が入るため、大気の状態が不安定でしょう。九州各地で雨が降り、雷を伴い一時激しく降る所がある見込みです。落雷や突風、急な強い雨にご注意下さい。また、海上や沿岸を中心に南よりの風が強まり、場合によっては春一番が観測される可能性もあります。海上は強風や高波にも注意が必要です。

九州 一時激しい雨のおそれ

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きょう12日(水)は、九州の広い範囲で朝から雨が降っています。日中は低気圧が朝鮮半島南岸を通り、前線が九州へ延びてくる見込みです。低気圧や前線に向かって、この時期としては暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になり、前線の活動が活発になる見込みです。今夜にかけて、九州付近は発達した雨雲が発生し、雷を伴い一時激しい雨が降る所があるでしょう。落雷や突風、急な強い雨や激しい雨にご注意下さい。

南風強まり、春一番も?

12日午前、長崎県ではすでに南よりの風が平均風速で10m/sを超えている所があります。きょうは低気圧が九州の北を通過するため、九州は海上や沿岸を中心に南よりの風が強まる所が多くなる見込みです。広範囲で南よりの強風が吹けば、春一番が観測されるかもしれません。

また、風が強まるのに伴い、海上は次第に波が高くなりますので、船舶は強風や高波に注意が必要です。

春一番とは、立春から春分までの間で、初めて吹く強い南風をいいます。

昨年(2019年)の春一番は、九州北部地方は2月19日、九州南部は3月21日に観測されました。