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紋別市では、本日(8日)、平年より2日遅く、昨年より4日早く「流氷接岸初日」を観測しました。道内では今年初めての流氷接岸初日となります。流氷は明日(9日)にかけて海岸に近づき、接岸する範囲が広がります。間近で流氷を見ることができそうです。

紋別で流氷接岸初日を観測

今日の北海道付近は、日本海に気圧の谷があり、全道的に北よりの風が吹きやすくなっています。紋別でも昨晩から北西の風が続いており、オホーツク海上にあった流氷が一気に海岸に流れ込んできました。紋別市では平年より2日遅く、昨年より4日早く「流氷接岸初日」を観測しました。「流氷接岸初日」とは、流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路がなくなり、船舶の航行ができなくなった最初の日のことです。これまで統計開始(1956年)以来、最も早い観測は1966年1月9日で、最も遅い観測は1989年3月26日でした。なお、紋別市の流氷観測は、2007年に紋別測候所の観測が終了したあと、2008年から紋別市が引き継ぎ、観測を行っています。

明日以降の天気と流氷

明日の北海道付近は、冬型の気圧配置に変わります。紋別などオホーツク海側では沿岸を中心に雲が広がりやすく、引き続き北西または西よりの風が続く見込みです。流氷は明日にかけて海岸に近づき、接岸する範囲が広がるでしょう。また、明日は流氷の動きが激しくなる見込みです。向こう1週間は、時折雪の降ることはありますが、天気が大きく崩れる日は少なく、流氷を観察しに行くのにも良い日和が続きそうです。ただ、11日頃にかけて冷え込みが続きますので、暖かくしてお出かけ下さい。