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北海道上空に居座っていた強い寒気が緩み、気温の上がった今日の北海道。ただ今月末には発達した低気圧が接近し、荒れた天気となる見込みです。

太平洋側中心に大雪や猛吹雪の恐れも・・・

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明後日29日には、日本海の低気圧の外側を反時計回りに回るように、別の低気圧が関東方面を通過して東日本の太平洋側を北上し、次第に北海道に近づく見込みです。北海道付近は気圧の傾きが急となるでしょう。その後、この低気圧はゆっくりとした速度で北海道の南を東に進み、31日には日本の東海上に離れていく見込みです。この影響で北海道では29日午後から太平洋側を中心に湿った雪が降り、沿岸では雨に変わる時間もありそうです。低気圧の進路によっては渡島半島の東岸や日高山脈の東側方面などで大雪となる可能性があり、また、強い東よりの風を伴い、太平洋側の沿岸などで猛吹雪となる恐れもあります。交通関係に障害の発生する恐れがありますので、最新の気象情報に注意して下さい。

2月はじめは立春寒波到来??

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低気圧の接近・通過により南から暖気が持ち上げられる影響で、北海道付近は気温が高めの状態が続く見込みです。降る雪も沿岸中心に湿った雪が主体となりそうですので、電線や標識などへの着雪や山間部でのなだれにも注意が必要となるでしょう。

また、2月になると、北極上空起源の強い寒気が北日本に近づき、北海道は立春の前後には厳しい寒さに見舞われる可能性があります。北極付近からやってくる上空の強い寒気は、日本付近を流れる偏西風の動きなどでその動向が刻々と変化するために、先の予想が難しい面もありますが、一時的とはいえ強い寒気が上空に入ると大雪や強風の事象が発生する恐れもでてきます。2月のはじめは、上空の寒気の動きにも注視していきたいところです。