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スキー場の深刻な雪不足や野菜価格の下落など、暖冬による様々な影響が出ている今冬ですが、上の地図に示した四国の各県庁所在地でも日最低気温が0℃未満の冬日が観測されておらず、少し異常ともいえる状況になっています。

記録で見る今シーズンの暖冬

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次に、過去の冬日のデータを見てみますと、冬日初日の最も遅い記録は各地とも2月の日付となっていますが、本日1月23日現在において、高松・松山・高知では、すでにランキングの5位以内に入ってしまっています。また、冬日日数を見てみますと、松山と徳島は0日だったシーズンもありますが、高松と高知では、今後の状況次第では統計開始以降最も少ない日数、または、初の冬日0日になる可能性も出てきています。こういったデータに目を通してみると、今冬がいかに記録的な暖冬となっているかがお分かり頂けるかと思います。

向こう一週間は、季節外れの長雨と暖かい朝に

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向こう一週間、低気圧や前線の影響で、来週29日(水)頃まで曇りや雨のぐずついた天気が続く予想となっています。日中の最高気温は、降水の影響もあって、平年並みか平年よりやや高い程度の日が多い見込みですが、最低気温は、暖湿気に覆われやすいことや放射冷却がほとんど効かないなどの影響で、春先のような気温になりそうです。また、最新の一ヶ月予報によると、2月の気温も「平年より高い」確率がかなり高い予想となっており、地点によっては、「最少冬日日数(最も少ない冬日の日数)」や「初冬日最晩(最も遅い初冬日)」などの記録を更新する可能性は十分にあると言えるでしょう。