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今週後半から前線や低気圧の影響で太平洋側でも雨マークがずらり。23日(木)から24日(金)は九州から近畿で強雨の所も。27日(月)から28日(火)は関東甲信の山沿いや内陸で雪の可能性。東京都心も震えるような寒さになるでしょう。

異例づくしの冬

暖冬傾向の続く今冬、寒気が居座ることはなく、冬型の気圧配置も続いていません。日本海側の雪は少なく、太平洋側では未だ初雪を観測していない地域もあります。京都や広島などでは観測しておらず、すでに初雪の遅い記録を更新中です。また、名古屋でも今日このまま雪が降らなければ、初雪の最も遅い記録に並びます。冷え込みも弱く、東京では未だ冬日(最低気温0度未満)が観測されていません。東京の初氷の観測も最も遅い記録を更新中です。

また、冬型の気圧配置が長続きしないため、今冬は太平洋側で冬晴れが続かないのも特徴の一つです。この先はその傾向が顕著となりそうです。

この先は前線停滞、南岸低気圧も

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今週後半からは本州の南に前線が延び、低気圧が次々と通過するでしょう。九州から関東にかけて曇りや雨の天気が続く予想です。例年、1月中といえば、太平洋側は冬晴れが続きますが、今週後半からは早くも菜種梅雨(春先の長雨)のような天気に。

特に、低気圧が通り、暖気が流れ込む23日(木)から24日(金)は九州から近畿を中心に雨脚が強まり、この時期としては雨量の多くなる所もあるでしょう。暖気が流れ込むため、西日本では雨でも気温は高めに。九州から東海では最高気温が15度くらいと3月並みまで上がる所が多いでしょう。27日(月)から28日(火)は関東の南岸沿いを低気圧が進むため、関東の山沿いや内陸では雪の所もありそうです。都心などは今のところ冷たい雨が降るでしょう。ただ、まだ、予想に幅があるような状況で雪のエリアが変わる可能性がありますので、最新の気象情報にご注意下さい。東京都心の26日(日)と27日(月)の予想最高気温は5度から7度くらいで日中も震えるような寒さでしょう。万全な寒さ対策をなさって下さい。