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北海道では1月下旬頃から流氷観光が楽しめるようになります。初めて流氷が見られる平年日は、オホーツク海に面している網走では1月21日、紋別は1月23日、根室では2月11日となっています。本日7日に札幌管区気象台が発表した北海道地方海氷情報によると、現在流氷は、網走市の北約150キロまで南下してきているようです。このあと14日頃にかけて、オホーツク海南部では北または西よりの風が吹きやすいため、流氷はさらに南下し、北海道の沿岸に近づく見込みです。

流氷は今ここに!

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北海道にやってくる流氷は、オホーツク海にある非常に大きな氷の塊の端の部分が流れてきたものです。図のように11月頃にアムール側の河口付近が凍りはじめ、12月になるとサハリンの東岸も凍りはじめました。大陸から吹き出す冷たい季節風やオホーツク海を反時計回りに流れる海流によって、海の氷はどんどん厚みを増しながら南下し、北海道に向かってのびてきます。サハリンの東岸を中心に凍りついた大きな氷の塊(図の白い部分)の南端の部分がさらに北海道に近づくと、岸からでも流氷が見られるようになります。※図の赤いラインは平年値ですので、北海道に近い部分の氷は平年より大きく成長していることがわかります。