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あす8日(水)は、日本海で急速に発達する低気圧の影響で、広く暴風が吹くでしょう。雷を伴った激しい雨や竜巻などの突風も。積雪の多い所では、雪崩など雪解けによる災害にも注意。

暴風に警戒 最大瞬間風速30~35メートル

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朝鮮半島付近の低気圧は東へ進み、8日(水)朝にかけて、急速に発達する見込みです。8日(水)は、発達した低気圧が日本海を東へ進み、寒冷前線が、本州付近を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって、南からこの時期としては非常に暖かく湿った空気が流れ込みます。

九州から東北は、南風のち西または北西の風が非常に強く吹くでしょう。予想される最大瞬間風速は30メートルから35メートルと、何かにつかまっていないと立っていられないほどの風です。このような風が吹くと、固定されていないプレハブ小屋が移動したり、転倒したりすることも考えられます。暴風に警戒して下さい。

急な激しい雨・突風に注意

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九州から関東では、寒冷前線が通過するときを中心に、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。急に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。竜巻などの激しい突風が発生したり、ひょうが降ったりする恐れもあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めて下さい。前線が通過するのは、今のところの予想では、九州は明け方にかけて、四国や中国地方は明け方から朝、近畿は朝から昼頃、北陸、東海は昼前から昼過ぎ、関東や東北は昼過ぎです。

最高気温は3月から4月上旬並み 雪解けによる災害に注意

最高気温は、九州から関東、北陸は3月下旬から4月上旬並みの所が多い見込みです。東北では、南部は3月中旬並みから下旬並みになる所が多いでしょう。北部でも日本海側を中心に3月上旬から中旬並みの所が多い見込みです。積雪の多い地域で、雪解けが進むでしょう。9日(木)にかけて、雪解けによる土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。積雪の多い傾斜地では、雪崩にもご注意下さい。