メイン画像
メイン画像

27日(金)と31日(火)大晦日は、日本付近は冬型の気圧配置。北海道から北陸では大荒れの恐れがあります。特に、大晦日から元日にかけては、強烈な寒気が流れ込む見込みです。

あす27日(金) 冬型の気圧配置 強い寒気が南下

画像A
画像A

27日(金)は、日本の東で低気圧が発達し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。夜にかけて、上空1500メートル付近で氷点下6度以下の寒気が、近畿や東海付近まで流れ込む見込みです。平地で雪の目安とされる寒気です。北陸や東北の日本海側は、午前中を中心に大気の状態が不安定になるでしょう。

北海道には、日本海やオホーツク海から雪雲が流れ込む見込みです。東北や北陸にも日本海から雪雲が次々に流れ込むでしょう。局地的にカミナリを伴って雪の降り方が強まる見込みです。東北北部では、気圧の谷の通過で、太平洋側も雪が降り、平地でも降雪量が多くなる所があるでしょう。東北南部では、太平洋側にも雪雲が流れだし、関東でも北部に雪雲がかかる見込みです。全国的に北風が強めに吹くでしょう。特に、東北の日本海側では、海上で暴風が吹き、陸上でも瞬間的に30メートルの風が吹く見込みです。固定されていないプレハブ小屋が移動、転倒するほどの風です。ご注意下さい。

冬型は続かず

画像B
画像B

冬型の気圧配置は、長く続くことはないでしょう。28日(土)は、移動性の高気圧が本州付近を覆う見込みです。北海道から北陸の雪はおさまり、晴れ間が出る所が多いでしょう。29日(日)は、高気圧は次第に日本の東へ中心を移し、30日(月)にかけて日本列島に、上空の気圧の谷が西から近づくでしょう。九州から関東を中心に雨雲がかかる見込みです。30日は、曇りや雨でも寒さは少し緩む所が多いでしょう。

31日(火)大晦日 再び冬型の気圧配置

画像C
画像C

31日(火)大晦日は、上空の気圧の谷が北日本付近を通過する見込みです。地上では、千島近海で低気圧が発達し、日本付近は再び冬型の気圧配置になるでしょう。上空1500メートル付近で、氷点下6度以下の寒気は、今季これまであまり流れ込むことがなかった中国地方にも流れ込む見込みです。また、氷点下9度以下の寒気が、北陸付近まで流れ込むでしょう。

全国的に北風が強めに吹き、暴風が吹く恐れもあります。日本海から北海道や本州に次々に雪雲が流れ込むでしょう。北海道や東北では、雪雲は山を越えて太平洋側に流れ出す見込みです。交通機関に影響が出る可能性がありますので、大晦日の予定は変更することも想定しておくとよいでしょう。高い山は危険です。初日の出登山を計画されている場合は、中止を視野に入れた計画の見直しが必要です。

元日 北海道付近は寒気のピーク

1月1日(水)は、北日本を中心に冬型の気圧配置が続く見込みです。北海道付近では、1日が寒気の流れ込みのピークで、上空1500メートル付近で15度以下の真冬並みの寒気が流れ込むでしょう。北海道や東北を中心に雪が降り、ふぶきが続く見込みです。

年明けから寒気の流れ込み続く可能性あり

これまで、冬型の気圧配置になっても、寒気の流れ込みは一時的でしたが、1日以降は少し様子が変わりそうです。寒気は、強弱を繰り返すものの、日本付近に流れ込みやすくなる可能性がでてきました。