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関東はこの先1週間、広く雨のタイミングが2回。27日金曜日頃は、22日日曜日よりも、平野部で雨ではなく雪の降る可能性が高くなりそう。お出かけの際は、最新の予報をチェックしてください。

22日日曜日 「雨」と「雪」の境目は

関東は、20日金曜日は、晴れて、師走らしくない暖かさとなりましたが、この陽気は長くは続きません。週末は、天気が下り坂へ向かうでしょう。22日日曜日の午後は、傘の出番の所が多くなりそうです。

降るものが「雨」になるか「雪」になるかは、地上付近の気温や湿度によって違います。ただ、上空の寒気も、目安の一つです。

今のところ、上空1500メートルの寒気の予想を見ると、22日日曜日に関東上空に流れ込む寒気は「山で雪を降らせるくらいの寒気」になりそうです。このため、22日日曜日の午後、関東の平野部で降るのは「雪」ではなく「冷たい雨」の所が多いでしょう。関東で「雪」が降るのは、埼玉県の秩父や群馬県北部など山沿いが中心で、積もる可能性もあります。

また、平野部は降るものが「雨」の所でも、しっかりした雨雲がかかるので、本降りの雨になる所があるでしょう。沿岸部を中心に、雨だけでなく風も強まるので、横殴りの雨になる恐れもあります。冷たい雨は、23日月曜日の朝まで残る所もあるでしょう。クリスマスを前に、「冷たい雨」に濡れて、体調を崩さないよう、ご注意下さい。

また、23日月曜日の朝は、冷え込みによって、関東の内陸部を中心に、雨や雪で濡れた路面が、凍結する恐れもあります。お出かけの際は、足元や車の運転などに、十分お気をつけ下さい。

27日金曜日 隠れ「雪マーク」?

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関東では、24日火曜日のクリスマスイブや、25日水曜日のクリスマスは、比較的穏やかですが、次に広い範囲で天気が崩れるのは、26日木曜日~27日金曜日頃でしょう。

26日木曜日~27日金曜日も、雨や雪を降らせるのは、関東の南を進む「南岸低気圧」と予想されています。ただ、「南岸低気圧」が陸地に近いコースを通るか、陸地から離れたコースを通るかによって、雨や雪の範囲が変わってきます。「冷たい雨」で降りだしても、雨の降り方が強いと、上空の寒気を引きずり下ろすので、予想よりも気温が下がって、平野部でも「雪」に変わる可能性もあるのです。

今のところ、27日金曜日の予報は「傘マーク」の所が多くなっていますが、平野部で隠れ「雪マーク」の可能性は、22日日曜日よりも高いでしょう。仕事納めで、挨拶回りなどを予定している方や、一足早く、帰省や旅行に出かける方も、いらっしゃると思います。予報は、まだ変わる可能性もありますので、お出かけ前には、最新の予報をチェックして下さい。