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今日(12日)、日本付近は冬型の気圧配置になり、寒気が流れ込んできています。衛星画像を見ると、日本海にはすじ状の雲が広がり、東シナ海には「カルマン渦」といわれる渦状の雲が出現しています。

カルマン渦出現

今日(12日)、低気圧が北海道の北を進み、日本付近は冬型の気圧配置になっています。等圧線の間隔がこみ合い、季節風が強まってきています。北海道のえりも岬では午前10時11分に最大瞬間風速32.1メートルを観測しました。寒気が流れ込んできており、衛星画像を見ると日本海にはすじ状の雲が広がっているのが分かります。北海道から北陸の日本海側には雪雲がかかっています。

また、季節風が強まっていることで、東シナ海には「カルマン渦」といわれる渦状の雲が出現しています。上の画像は午前10時40分の衛星画像です。済州(チェジュ)島の南に渦状の雲が連なっているのが見られます。

カルマン渦とは?

流れの中に置かれた物体の風下方向には「カルマン渦」と言われる不思議な渦巻きができることがあります。このような渦巻きは雲でも見られることがあります。冬型の気圧配置になった時に済州(チェジュ)島などの風下でこのような雲がしばしば現れます。

暴風雪に警戒を

13日にかけて冬型の気圧配置が強まる予想です。北海道や東北の日本海側では雪が降り、西よりの風が非常に強く吹くでしょう。猛ふぶきや吹きだまりによる交通機関への影響、暴風や高波に警戒が必要です。