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最新の1か月予報では、クリスマスや年末年始も気温は全国的に平年より高い予想。天気は平年よりも、北・東日本の日本海側で「雪の日」が少なく、東・西日本の太平洋側で「晴れる日」が少なくなりそう。

この先1か月 気温は平年より高いが 天気はいつもと違います

12月に入り、クリスマスや年末年始だけでなく、大掃除や忘年会、新年会など、予定を立てる時期だと思います。気になるのが、この先1か月の気温や天気ですね。

気象庁が5日に発表した、12月7日~1月6日の「1か月予報」によりますと、この先、お正月にかけての1か月は、全国的に気温は平年より高い予想です。原因は、冬型の気圧配置が弱いから。一時的に冬型の気圧配置になっても、長続きしないので、寒気の流れ込みが続かないのです。

スキーやスノーボードを楽しむ予定の方もいらっしゃると思いますが、寒気の影響が弱いので、北・東日本の日本海側では、雪の降る量は平年より少なくなりそうです。一方、いつもの冬なら晴れる日が多い太平洋側で、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年より降水量が多くなりそうです。

【12月7日~13日】週の中頃から 冬型が弱まる

週ごとに細かくみてみますと、12月7日は、二十四節気の「大雪(たいせつ)」で、暦の上では一段と寒く、大雪になる頃ですが、暦通りとはなりません。7日からの1週間の平均気温は、東日本と西日本では平年より高く、北日本と沖縄・奄美は平年並みか高いでしょう。

この週の天気は、7日土曜日は太平洋側でも曇りや雨で、8日日曜日以降も、日本海側では雪や雨の降る日もありそうです。ただ、今年の12月はいつもとは違います。この週の中ごろからは、冬型の気圧配置が弱くなるため、日本海側の雪や雨も弱まりそうです。

【12月14日~20日】イルミネーションだけでなく 流れ星を見るにもおススメ

「冬型の気圧配置が弱い」だけではなく、「寒気の南下が弱い」状態は、次の週も続くでしょう。12月14日からの1週間は、全国的に、平均気温が平年より高い予想です。上空の寒気が南下しにくいパターンが続くため、12月中旬でも、いつもほどの寒さはないでしょう。

天気は、日本海側でも雪の日が少なく、この週は、太平洋側では平年同様晴れる日が多いので、早めの外回りの大掃除や、クリスマスの準備、イルミネーションを楽しむにも良さそうです。

15日日曜日は、「ふたご座流星群」がピークを迎えます。見頃は14日夜の夜半過ぎで、1時間に20個程度の流れ星が期待できるでしょう。全国的に気温は平年より高いとはいえ、晴れる夜は冷え込みが強まりますので、暖かくして夜空を見上げてみて下さい。

【12月21日~1月3日】冬将軍 長期滞在はなし

そして「年の瀬」から「お正月三が日」も、冬将軍の日本への長期滞在はなさそうです。12月21日から1月3日も、日本付近は冬型の気圧配置が弱く、寒気の流れ込みが弱いでしょう。平均気温は、沖縄・奄美、西日本、東日本で平年より高く、北日本は平年並みか高い予想です。いつもの年よりも暖かいので、おせち料理の買い出しや、福袋などの買い物にも、良さそうです。

天気は、北・東日本の日本海側では、引き続き雪の降る日は少ないですが、北・東・西日本の太平洋側では低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。ただ、年末年始の帰省や、旅行にお出かけの方などは、最新の天気予報を確認して下さい。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方