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29日金曜は、全国的に冬の天気。昼間も寒く、8日ぶりに日差しがたっぷりの東京も、万全な寒さ対策を。

11月最後の出勤は 「寒すぎる朝」 都内で「冬日」の所も

11月最後の金曜の朝は、「今季一番強い寒気」が流れ込んできたため、全国的に冷え込みが強まっています。富士山頂は、今季初めて、氷点下20度台まで気温が下がり、冷凍庫のような寒さになりました。富士山以外では、北海道陸別町など、全国で今シーズン初めて、最低気温が氷点下15度を下回りました。

また、全国のアメダスの半数以上で、最低気温が0度未満の「冬日」になっています。東京都奥多摩町では6時までの最低気温が氷点下0度4分まで下がり、都内でも今季初の「冬日」となりました。

市街地でも通勤するのに「寒すぎる朝」を迎えています。東京の気温は今シーズン初めて1度台まで下がり、仙台や新潟、名古屋、大阪、広島、高松なども、今シーズン一番の冷え込みになりました。今シーズン初めて「冬日」になった福島からは、「初氷」の便りが届いています。

日本海側 雪や雨が続く

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この強い寒気の影響で、日本海側は断続的に雪や雨が降るでしょう。北日本や東日本だけでなく、西日本の山でも、雪のちらつく所がありそうです。朝は冷え込みが強まっていますので、北日本や東日本では、雪や雨がいったん止んだ所でも、路面が濡れていると、凍結している恐れがあります。車の運転は、いつも以上に慎重にして下さい。

また、東日本や西日本の日本海側では、大気の状態が不安定で、局地的に雷雲が発達するでしょう。落雷や突風などにも、注意が必要です。

晴れる太平洋側 空気乾燥 インフルエンザにも注意

一方、太平洋側は広く晴れるでしょう。東京は、昨日まで1週間連続して1ミリ以上の雨が降り、11月としては69年ぶりの記録となりましたが、きょうは久しぶりに、たっぷりの日差しが降り注いで、洗濯物を外に干すチャンスです。ただ、太平洋側では空気がカラカラに乾いてくるでしょう。暖房器具など火の取り扱いや、お肌の乾燥対策はもちろん、インフルエンザにも、十分お気をつけ下さい。

日中も「3つの首」を守って 寒さ対策を

そして、29日金曜の最高気温は、全国的に平年を下回るでしょう。仙台や新潟、東京は、1月上旬並みで、銚子など「真冬の寒さ」の所もありそうです。秋田や新潟は、今シーズン最も気温が上がらなくなるでしょう。

全国的に季節風が吹くので、気温の数字よりも寒く感じられそうです。マフラーや手袋、厚手の靴下などで、「首」や「手首」「足首」の「3つの首」をしっかり暖めて、体調を崩さないよう、ご注意下さい。