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月曜日に寒冷前線が通過した後は、全国的に晴れ間のでる日が多い見込み。木曜日から金曜日ごろには大陸から寒気が吹き出し、東日本の平野部ではこの冬初めて雪の降る所がありそうです。

25日(月)は全国的に雲が広がる

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25日(月)は、本州の南岸を低気圧が進みます。一方、本州付近を寒冷前線が通過する見込みです。このため、全国的に天気が崩れ、傘の必要な所が多くなるでしょう。

北海道・東北

北海道は日本海側を中心に雪か雨が降りそうです。太平洋側は晴れ間がでますが、山沿いでは雨雲や雪雲が流れてくるでしょう。東北の平野部は午前中を中心に雨の所が多くなりそうです。最高気温は朝や昼前に観測される所が多く、午後は気温がみるみる下がる予想です。服装選びにご注意ください。

●関東甲信・北陸・東海

日本海側は雨の降る時間が長いでしょう。太平洋側も、寒冷前線や低気圧の影響で、雨雲が広がってきそうです。東海は午前中を中心に、関東は昼過ぎに雨が降るでしょう。沿岸部では、雨脚が強まることがありそうです。

●近畿・中国・四国・九州

近畿は朝の通勤通学の時間帯は傘が必要ですが、日中はだんだんやんでくるでしょう。中国・四国地方や九州の雨は明け方までの所が多い見込みです。山陰は天気の回復が遅れ、昼過ぎまで雨が降るでしょう。そのほかも、日中はにわか雨の可能性があるので、折り畳みの傘があると安心です。

●沖縄

沖縄は大体晴れるでしょう。ただ、北風が徐々に強まりそうです。

26日(火)以降は日に日に寒く 週後半は東日本平野部で雪の可能性

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26日(火)以降は、晴れ間のでる日が多い見込みです。

ただし、28日(木)から29日(金)の関東の曇りマークには注意が必要です。28日(木)から29日(金)にかけては、大陸にある高気圧から日本付近に寒気が流れ込んできます。関東や北陸の上空1500m付近では、年末年始ごろの気温になる予想です。寒気の影響で、北陸や長野北部は雨や雪が降りやすく、新潟や長野では、初雪となる可能性があります。

一方、28日(木)から29日(金)にかけて、天気図には低気圧や前線として表現されていませんが、関東の南の海上にも降水をもたらす雲が予想されています。24日時点の予想では、降水は南の海上が中心ですが、降水の範囲が北側に広がることがあれば、関東の平野部や山梨県でも雨に雪がまじる地域がでてくることが考えられます。今後の予報にご注意ください。

東京地方の木枯らし1号は2年連続で発生しないかも

東京地方では、今年これまでに木枯らし1号が吹いていません。東京地方における木枯らし1号の条件は以下の通りです。

・期間は10月半ばから11月末まで

・気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと

・東京における風向が西北西~北である

・東京における最大風速が、おおむね風速8メートル以上である(発表は最大瞬間風速)

このうち、期間に関する条件が30日(土)に迫っています。25日(月)に寒冷前線が通過した後、または、28日(木)に高気圧が張りだすときに北風が吹くと予想されますが、冬型の気圧配置はそれほど強まらず、東京地方の木枯らし1号の基準を満たさないかもしれません。もし、木枯らし1号が吹かなければ去年に続き、2年連続です。統計がある1951年以降では、2年連続で木枯らし1号が「発生せず」だったことはなく、今週は東京の北風の強さも注目を集めそうです。