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日本近海に存在する2つの“渦"と低気圧の雲。これらが今後どう影響するのか要確認。

気象衛星雲画像(午後3時)

連休明けのきょう5日は、西日本や東日本を中心に青空が広がりました。気象衛星ひまわりで雲の様子を確認すると本州付近には目立った雲はなく、高気圧の晴れエリアに入っています。ただ、南のほうに目を向けると南鳥島近海には眼がクッキリとした台風23号の渦、南シナ海にもまとまりつつある雲の渦があります。一方、日本海北部から北海道の日本海側には上空に寒気を伴った低気圧の雲が見られます。

二つの渦 日本への接近はなし

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台風23号と南シナ海にある熱帯低気圧。それぞれ予想進路を見てみると23号は南鳥島近海を北寄りに進み、進路を次第に東寄りにシフトします。小笠原諸島ではうねりが入り、波が高くなるものの、台風の直接の影響はないでしょう。また、本州への影響はないとみられます。一方の熱帯低気圧は、南シナ海を東寄りに進み、日本への影響はないでしょう。

北海道・東北 晩秋から初冬へ 冬支度お早めに

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これから土曜日にかけて北海道を中心に北日本では季節が初冬へと大きく前進します。上図は8日金曜日の上空の寒気の予想です。平地で降れば雪となる目安の寒気(上空約1500mで氷点下6度以下)が北海道、東北北部あたりに南下する予想です。特に北海道の上空には12月上旬並みの氷点下10度以下の寒気が入り、日本海側を中心に雪が降るとみられます。地上でも気温の上がり方が鈍く、平地でも雪の積もる所がありそうです。11月8日は二十四節気の「立冬」で冬の始まりとされていますが、令和元年は暦に合わせて、ジワジワと冬がやってきます。冬タイヤの装着がまだという方は、ぜひお早めにご準備ください。それ以外の地方でも、これから続々と冬の便りが届いて、季節は晩秋から初冬へと移り変わります。コートやジャケット、冬用のお布団など冬物の準備、暖房機具の掃除点検など冬の準備を始めましょう。