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外の気温が10度以下、室内が15度以下になると、暖房を使用する人が多くなるそうです。5日(火)朝の最低気温は、全国のアメダス地点のおよそ8割で10度以下となる予想です。

4日(月) 初氷・初霜 本州で観測

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4日(月)は、函館で平年より7日遅く初氷が観測されました。盛岡では、平年より8日遅く初氷、平年より13日遅く初霜が観測されました。本州での初氷と初霜が観測されるのは、この秋初めてです。朝にかけて、上空1500メートル付近で気温が0度以下の寒気が北陸付近まで流れ込みました。11月下旬並みの寒気です。このため、北海道や東北北部を中心に冷え込みが強まり、朝の最低気温は、函館は1度2分、網走は1度3分、帯広は氷点下1度0分、秋田は3度5分、盛岡は0度1分と、いずれも、この秋最も低くなりました。

5日(火)朝にかけて 広く冷える

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5日(火)にかけて、大陸から本州付近に高気圧が張り出してくるでしょう。4日(月)夜から5日(火)朝にかけて、北海道や東北の日本海側、北陸では、寒気の影響で雨や雪が降る所がある見込みです。東北の太平洋側、関東から九州は大体晴れるでしょう。風も比較的穏やかで、地表面の熱が奪われる放射冷却現象が強まります。
「今夜は放射冷却により、冷え込むでしょう」と、この先、冬の天気予報では「放射冷却」という言葉がよく出てきます。「放射冷却」とは、物が外へ熱を出して冷えること。例えば、お湯を沸かした後のやかんは、とても熱いですが、火を消して放っておくと、だんだん冷めていきます。これは、やかんの放射冷却です。天気予報では、主に地面の近くの空気が冷やされ、気温が下がるという意味です。特に風が弱く晴れた夜は、冷えた空気が周りの空気と混ざりにくく、地面の熱は雲によって遮られることなく、どんどん空へ出ていくのです。このため、気温がグンと下がります。

朝の最低気温 全国のアメダス地点のおよそ8割で10度以下

5日(火)朝の最低気温は、雲が広がる北海道や東北北部では、けさ(4日)と同じくらいか、高くなる所が多い見込みです。札幌は5度、秋田は7度、盛岡は2度で、ほぼ平年並みでしょう。晴れる東北南部、関東から九州は、けさより低くなる所が多い見込みです。仙台は8度、東京都心は10度でしょう。名古屋は9度、大阪と広島、高松は10度、福岡は12度と、けさより3度から4度ほど低い予想です。全国のアメダス地点のおよそ8割で10度以下となり、この秋最も低くなる所が多いでしょう。外の気温が10度以下、室内の気温が15度以下になると、暖房を使用する人が多くなるそうです。暖かくしておやすみ下さい。