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29日(火)は、関東や東北など、台風19号やその後の大雨で被害を受けた地域に雨雲がかかる。土砂災害や洪水の危険度が高まる恐れ。11月2日(土)以降は、北海道で平地でも雪が降る可能性あり。

あす29日(火)の天気

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29日(火)は、本州の南の前線は北上する見込みです。関東の南には低気圧が発生し、北東へ進むでしょう。大陸の低気圧は東へ進み、低気圧から延びる前線が、夜遅くに北海道や東北を通過する見込みです。このため、広く雨が降るでしょう。25日(金)に千葉県を中心に降った記録的な大雨とはならない予想ですが、台風19号やその後の大雨で被害を受けた地域では、普段災害が起こらないような雨でも、土砂災害や洪水の危険度が高まる恐れがあります。危険な場所には近づかないで下さい。
【各地の天気】沖縄は、午前中は雨や雷雨でしょう。西のち北東の風がやや強く吹く見込みです。九州や四国は、太平洋側を中心に昼頃にかけて雨が降るでしょう。山陰も、昼前にかけて雨が降る所がある見込みです。山陽は、雲が多いながらも日の差す時間帯があるでしょう。近畿は、昼過ぎにかけて雨が降る見込みです。東海も雨雲がかかり、夜にかけて降り続く所があるでしょう。関東は、朝から雨が降り出す所がある見込みです。昼頃からは各地で雨が降り、夕方にかけて沿岸部を中心に本降りになるでしょう。北陸は雲が多く、所々で雨が降る見込みです。東北は、昼頃から太平洋側を中心に雨雲がかかり、雨脚が強まることもあるでしょう。夜は、日本海側を中心に雨雲やカミナリ雲がかかる見込みです。北海道は、晴れから次第に曇り空に変わるでしょう。次第に南風が強まる見込みです。昼過ぎからはカミナリが鳴る所があり、夜は広く雨が降るでしょう。強く降る所もある見込みです。
関東では、日中の気温の上がり方が鈍く、最高気温は15度前後と11月中旬から下旬並みの所が多いでしょう。

あさって30日(水)以降の天気

30日(水)は、大陸から本州付近に高気圧が張り出してくるでしょう。沖縄、九州から関東は日差しが届く見込みです。北陸や東北、北海道は、曇りや雨でしょう。31日(木)以降も、本州付近は高気圧に覆われる見込みです。沖縄、九州から東北は晴れ間が出る日が続くでしょう。北海道は、気圧の谷や寒気の影響で、雲が広がる日が多く、雨や雪が降る日がある見込みです。

北海道 11月2日(土)以降 平地でも雪か

北海道付近の上空およそ1500メートルでは、11月2日(土)以降は、平地で雪の目安とされる気温が氷点下6度以下の寒気が流れ込む見込みです。特に3日(日)は寒気が強まり、氷点下9度以下と12月上旬並みの予想です。さらに上空では、寒気を伴った気圧の谷が次々に通過し、4日(月)は上空およそ5500メートルで、気温は氷点下27度以下と、11月下旬から12月上並みの寒気が流れ込む見込みです。このため、北海道では、2日は朝にかけて平地でも雪が降る可能性があります。3日と4日は、昼間でも平地で雪が降るかもしません。
初雪の便りは、11月に入ってからとなる見込みです。初雪の平年日が10月22日の稚内や23日の旭川からの便りは、まだありません。昨年(2018)、全国で最初に初雪を観測したのは11月14日で、稚内、旭川、網走です。
2日以降に流れ込む寒気は、北海道付近に限られるでしょう。東北から九州では、最高気温は、平年並みか高い日が続く見込みです。