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18日(金)夜から19日(土)の昼頃にかけては九州から東北のあちらこちらに発達した雨雲がかかります。激しい雨の降る所があり、東海では滝のように非常に激しく降る所があるでしょう。

日中は和歌山県で猛烈な雨

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前線や低気圧の影響により、きょう18日(金)の日中は九州から東海の所々で雨脚が強まりました。特に宮崎県や和歌山県周辺で雨雲が発達し、和歌山県の潮岬では1時間に83.5ミリの猛烈な雨が降りました。今夜からあす19日(土)の昼頃にかけては、さらに広い範囲に発達した雨雲がかかりそうです。

予想される雨量は

一番上の図は21(月)午前9時までの84時間に予想される累積降水量の最大値を色分けしたものです(17日21時計算)。四国から関東の太平洋沿岸部を中心に総雨量が200ミリを超える可能性があります。雨のピークは、九州から東海は今夜からあすの朝にかけて、関東甲信はあすの明け方から朝にかけて、北陸や東北はあす朝から昼頃にかけてで、あちらこちらで道路が川のようになるほど激しく降るでしょう。東海地方では局地的には辺り一面が白っぽくなって視界が悪くなるほど非常に激しい雨が降りそうです。
台風19号による記録的な大雨で、川の堤防が破損した所や地盤の緩んでいる所があります。雨量が少なくても洪水や土砂災害の危険度が高まる恐れがありますので、川や崖など危険な場所にはむやみに近づかないようにしてください。

強まる風や2度目の雨ピークにも注意

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また、雨だけでなく風にも注意が必要です。日本海を進む低気圧に向かって、沿岸部を中心に風が強まります。海沿いでは風にあおられて転倒する人が出るくらいの所もあるでしょう。局地的には竜巻のような激しい突風が吹くことも考えられます。
また、あす19日(土)は、いったん雨のやむ所が多いですが、すぐに天気回復とはいきません。雨のピークを過ぎても、夜にかけて再び発達した雨雲がかかる可能性があり、特に東海から関東南部の沿岸部で雨脚が強まるでしょう。tenki.jpの「日直予報士」や「雨雲の動き」、「豪雨レーダー」などで最新の情報をこまめにチェックしてください。