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台風19号は、あさって12日(土)に近畿地方へ最も接近し、大荒れの天気になる見通しです。12日(土)を中心に、暴風や高波、大雨による土砂災害や河川の洪水とはん濫、低い土地の浸水などに警戒が必要です。

11日は南部から次第に雨、12日は大雨に

台風19号は非常に強い勢力で、12日(土)に紀伊半島の南海上へ北上した後、進路を北東に変えて、東海か関東へ上陸する可能性が高くなっています。
近畿地方には、あす11日(金)には、南部から次第に雨雲が広がり、12日(土)は台風本体の発達した雨雲がかかるおそれがあります。特に、台風に近い南部はかなり発達した雨雲が流れ込み、非常に激しい雨や猛烈な雨が降るおそれがあります。また、台風から比較的距離のある近畿地方の北部でも、台風に吹き込む北寄りの湿った空気の影響で、強い雨や激しい雨の降るおそれもあります。雨が強まると、道路やアンダーパスなどが一気に冠水し、外に出るのが危険な状態になることも考えられますので、避難所など安全な場所への移動はなるべく早めにしておきましょう。
なお、台風が近畿地方へ最も近づく時間帯は、まだ台風の動きが比較的遅いため、発達した雨雲が移動するのも遅く、雨が長引く可能性もありますので、土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒してください。

11日次第に風強まり、12日は大荒れに

暴風や高波にはあす11日(金)から注意・警戒が必要です。
11日(金)の午後は台風の北上に伴い、次第に風が強まりますので、高いところでの作業は危険な状態になります。12日(土)は近畿地方でも台風の暴風域に入る可能性があり、去年9月4日に近畿地方へ大きな影響を与えた台風21号並みの暴風が吹き荒れるおそれもありますので、台風が接近する時間帯は、車の運転も含め、無理な外出は控えるようにしてください。
なお、すでに南部の海上では、台風からのうねりで波が高くなっており、あす11日(金)から12日(土)にかけては、大阪湾、瀬戸内海、日本海でも波が高くなり、日本海や太平洋沿岸では猛烈なしけになる所もあるでしょう。
去年の台風21号では、近畿地方で大規模な停電が発生しました。懐中電灯などの電源や電池の確保、また、停電による断水に備え、水の確保などもあすの早いうちに済ませておきましょう。