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5日土曜日は、東京で40年ぶりの暑さの可能性があり、関東から西は10月なのに真夏日の続く所も。北海道では「山で雪が降るくらいの寒気」が一時的に南下。6日日曜日からは、関東から西はぐずついた天気の所が多く、季節外れの暑さは一段落するが、前日との気温差に注意。

5日土曜日 東京都心 10月として 記録的な暑さか

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5日土曜日、特に暑くなるのは東京都心で、気温は33度まで上がる予想です。これまでの観測史上、東京都心で10月に最も気温が上がったのは、1979年10月1日に観測された32.6度。この気温を超えて、5日土曜日は、40年ぶりに10月としては観測史上1番の暑さになる可能性がでてきました。
さらに、東京都心では、4日金曜日と5日土曜日は、10月としては珍しく「真夏日」が「続く」予想です。東京都心で10月に真夏日が2日連続すれば、6年ぶりです。10月としては珍しい暑さですが、その分、体にこたえるでしょう。服装選びにお気をつけ下さい。

関東から西は 「連続真夏日」の所も

全国的には、5日土曜日は、低気圧や前線は次第に東へ遠ざかるため、北海道や東北は明け方まで雨雲や雷雲の発達する所があるでしょう。関東から西は広い範囲で晴れて、日中は天気の崩れはなく、お出かけ日和や洗濯日和となりそうです。青空のもと、運動会にもピッタリです。
ただ、東京だけでなく、関東から西では、5日土曜日も季節外れの暑さでしょう。10月にもかかわらず、最高気温は30度を超える所が多くなりそうです。乾いた空気が入ってくるので、比較的カラッとした暑さですが、運動会など汗をかいたら、こまめな水分補給が必要です。

5日土曜日~6日日曜日 北は 一時的に寒気 急に冷える

一方、5日土曜日には、北海道の上空に「山で雪を降らせるくらいの寒気」が流れ込んでくるでしょう。5日土曜日の夜から6日日曜日の朝は、北海道の標高の高い山や峠では、雪が舞う可能性もあります。寒気の南下は一時的ですが、6日日曜日は、高気圧に覆われて、北日本は広く晴れるでしょう。晴れる朝は放射冷却が強まるので、気温が一段と下がりやすくなりそうです。北海道や東北では、平地でも、5日土曜日の夜から6日日曜日の朝にかけて、急に冷えるでしょう。しっかり暖かくして、お過ごし下さい。

6日日曜日 東・西日本も 気温の変化に注意

ただ、6日日曜日は、高気圧の中心が「北にかたよる」のがポイント。このため、東・西日本は湿った空気が流れ込みやすく、雲が多くなりそうです。山沿いを中心に、雨の降る所もあるでしょう。
そして、日差しが少なくなるため、東日本と西日本では、気温は5日土曜日ほど上がらなくなりそうです。東京都心の最高気温は前日よりも10度近く低くなるでしょう。気温が5度違うと、洋服1枚分に相当すると言われています。真夏並みの暑さから、一気に、9月下旬並みの涼しさになりそうです。それでも、この時期にしてはまだ気温が高いですが、前日との気温の変化に注意が必要です。
来週前半は、全国的に曇りや雨の所が多いでしょう。ただ、3日木曜日に気象庁から発表された「1か月予報」によりますと、この先1か月は、西日本や東日本では、平均気温が平年より高い状態が続きそうです。いつもの年ですと、秋は「一雨一度(ひとあめ いちど)」と言って、雨が降る度に寒気が入って、季節が少しずつ進んでいきますが、今年は季節の歩みはゆっくりになりそうです。