メイン画像
メイン画像

台風18号は温帯低気圧化へ。今後、暖気と寒気のせめぎ合い!寒暖差注意を!

台風18号 現在の状況

台風18号は2日午後3時現在、黄海にあって、1時間におよそ30キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は985hPa。中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から東側440キロと西側330キロの範囲では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

画像B
画像B

今後の予想進路を見るとあす3日午前3時には朝鮮半島に達し、同午後3時には日本海で温帯低気圧に変わるとみられます。今後の日本列島への大きな影響は少なくなりました。ただ、まだ油断はできません。

台風の通過前後で大きく変わる空気感

画像C
画像C

きょう2日(水)は北海道や東北を中心に10月の観測記録を更新する記録的な暑さとなり、10月だというのに全国のアメダス100地点以上で最高気温30度以上の真夏日となりました。札幌では10月としては2002年以来実に17年ぶりに25度以上の夏日となりました。
あすも日本列島は台風が運んだ暖かくて湿った空気に包まれるため、季節外れの暑さが続くとみられます。ただ、台風から変わる温帯低気圧が通過すると様子が一変。5日土曜日午前9時の上空1500m付近の気温を確認すると標高の高い山で雪を降らせる目安の寒気が北海道の西から大陸に南下します。この寒気は一時的ではありますが、北海道や東北の標高1500m以上の山では雪が降る可能性があります。

予想最高気温(札幌・秋田・金沢)

画像D
画像D

これから日曜日にかけて気温が大きく変動するのは主に北海道と東北、北陸にかけてです。あす3日は台風の暖かい空気に包まれるため気温が高く、金沢は30度の真夏日予想で、季節感が全く感じられません。札幌や秋田も24度で夏日に迫る暑さです。それが日曜日にかけて急降下します。特に札幌は日曜日は14度予想。数日で10度も低くなり、10月下旬並みと季節が大きく前進する予想です。秋田や金沢も平年より低くなり、遅れていた秋が一気にやってくる感覚になりそうです。
寒気の影響は一時的ですが、来週中ごろは再び寒気が流れ込む兆しがあります。
10月に入り、きのう、きょうとまだ夏の頃の暑さが続いていますが、本格的な秋は着実にやってきます。
服装で上手く調整して、急な気温変化に備えて下さい。