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北海道では一昨日(10日)まで、5日連続で真夏日を観測。9月上旬の平均最高気温が札幌で観測史上1位を更新するなど、記録的な残暑となりました。
しかし、昨日(11日)から空気は一変し、今日(12日)にかけて、道内の気温観測地点では1地点も25度以上になっていません。
道内で2日連続で夏日なしとなれば、6月28日から29日に記録して以来なく、約2か月半ぶりのこととなります。

9月上旬は記録的残暑

9月上旬の北海道は、9月6日から10日にかけて5日連続で真夏日の地点が現れ、上旬の平均気温の平年差は、北海道全体の地域平均で+2.8度と、1961年からの統計史上3位になりました。
また、札幌では9月上旬の平均最高気温が28.3度と、日々の気温データの残る1879年以降で史上1位を更新するなど、各地で記録的な残暑となりました。

約2か月半ぶり 2日連続夏日なし

今日の道内は、北から冷たい風が入ったこともあり、平年より気温の上がり方が鈍い地域が多くなりました。午後6時までに道内で最も気温が高くなった渡島地方の木古内(きこない)でも24.2度と、25度に届いていません。
昨日も渡島地方の松前で観測した22.4度が道内最高で、このまま経過すると2日連続で夏日の地点が道内に現れないことになります。
北海道内で2日連続で夏日の地点なしとなれば、6月28日から29日以来、約2か月半ぶりとなります。夏の暑さは終わりを告げ、次第に秋が近づいてきたようです。

来週末からは秋次第に深まる?

この先は、来週中頃にかけては平年より気温の高い日が多くなりそうですが、平年より高いといっても、30度を超えるような厳しい残暑にはならない見込みです。
また、今日発表となった最新の1か月予報では、来週末からは、ほぼ平年並みの気温で経過するため、徐々に秋が深まっていきそうです。
既に標高の高い山の山頂付近では、紅葉が始まっている北海道ですが、例年通りに季節が進めば、今月の末には旭岳などで雪が降り出します。(旭岳の初冠雪は平年で9月25日)
そろそろ衣替えなど、秋への準備を少しずつ進めていってもいいかもしれません。