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台風10号が日本海を北上中です。日本海側を中心に暴風や高波、大雨に警戒してください。また、高潮にも注意が必要です。お盆のUターンの時期ですので交通機関の乱れにもお気をつけください。

飛来物・交通機関の乱れ・車は横風に気を付けて

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台風10号の強風域は広く、16日9時の時点で東北地方は強風域に入っています。南風が強まっている影響で、16日(金)の11時までの最大瞬間風速は、20メートルを超えているところがあります。風の強い状態は17日(土)にかけてで、台風の中心に近い日本海側沿岸では、瞬間的には風速30メートルに達するような非常に強い風となるおそれがあります。屋外では、細い木の枝が折れたり、看板が落下して飛んでくることも考えられます。暴風警報が出ている場合には、できるだけ屋内で過ごすようにしましょう。
お盆のUターンの時期ですから、鉄道や自家用車などでの移動を予定している方もいらっしゃるかもしれません。暴風の影響で、交通機関は乱れる可能性があり、高速道路では横風にあおられるおそれがあります。移動で通過する地域の交通情報や気象情報をこまめに確認し、出来るだけ風が収まる頃に移動出来るようにしましょう。

沿岸施設の被害、河口付近の浸水のおそれ

強い風で、日本海側では、北部ほど波が高く海は大しけになるおそれがあります。また、台風接近に伴って気圧が下がり、海面は通常よりも上がっている状態です。高波や高潮の影響で、沿岸施設の被害や、海岸や河口付近では浸水や冠水のおそれがあります。高潮の影響は、秋田県沿岸では16日15時頃にかけて、青森県17日未明にかけてがピークです。高波は影響は、17日いっぱい続きそうです。海岸付近には近づかないようにしてください。

土砂災害や洪水に警戒

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台風周辺の活発な雨雲がかかる日本海側では、暖かく湿った空気が吹き付ける南西斜面で、特に雨量が多くなるでしょう。大気の状態が非常に不安定で、雷を伴って1時間に50ミリの滝のような雨が降り、局地的に大雨になるおそれがあります。16日(金)は、太平洋側でも山沿いは発達した雨雲のかかるところがあるでしょう。お盆期間中の旅行などで、土地勘のない地域でお過ごしの方もいらっしゃるかもしれまん。ハザードマップで危険個所を確認し、危険な崖や浸水のおそれのある地域を確認しておきましょう。

台風が去ったあとは、猛烈な暑さに注意

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台風10号は、温帯低気圧となって、17日(土)の朝に北海道の西の海上に進む予想です。東北地方には、台風が持ち込んだ暖かな空気が残って、西よりの風が吹くでしょう。このため、17日(土)は、太平洋側を中心に気温が上がり、天気の回復が早い南部では猛烈な暑さになりそうです。北部でも平年より高いでしょう。気温の高い状態は19日(月)にかけて続く所が多くなりそうです。お盆休みは18日(日)までで、19日(月)から仕事が始まる方も多いかもしれません。熱中症には十分に注意して、体調を整えて、月曜日を迎えたいものですね。