週間 台風10号 西日本上陸へ 影響長く北日本にも

2019/08/13 12:03

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超大型の台風10号は、14日(水)から15日(木)にかけて西日本に上陸し、その後、日本海を北東へ。台風の影響は長期戦。北日本でもお盆休みの期間中に荒れた天気に。 あすの天気 台風10号「強い勢力」で接近、上陸の恐れ
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超大型の台風10号は、今後、発達して強い勢力になる見込みです。14日(水)から15日(木)にかけて、勢力を維持したまま、風速25メートル以上の暴風域を伴って西日本に接近、上陸する恐れがあります。 九州から東海では、非常に強い風が吹き、猛烈な風が吹く所があるでしょう。あす14日(水)にかけて予想される最大瞬間風速は、九州南部45メートル、四国地方、九州北部地方、奄美地方、沖縄地方35メートル、近畿地方、四国地方30メートル、東海地方25メートル。暴風域に入ったら、外出は危険です。 九州から関東の沿岸では、うねりを伴って猛烈にしける所がある見込みです。海岸には近づかないで下さい。九州から東海では、台風本体や周辺の雨雲がかかり、雷を伴って猛烈な雨が降るでしょう。 19日(月)にかけて大潮の時期にあたるため、平常時の潮位が高くなっています。台風の接近に伴って高潮の恐れがありますので、河口付近では、浸水害にも注意が必要です。 台風の進行方向、速度は刻々と変化します。台風情報はこまめに確認し、早め早めの対策を行ってください。 あさって以降 台風通過後も大雨に警戒 強風や雨の範囲さらに広がる 台風10号は、日本海に抜けると、偏西風帯に乗り、速度を上げて北東へ進む見込みです。17日(土)頃、北海道付近に進むまでに温帯低気圧に変わるでしょう。 台風が通過した後も、本州付近に湿った空気が流れ込み、九州から東海では雨が降り続く見込みです。特に、太平洋側の南東斜面を中心に、降り始めからの雨量が、多い所で1000ミリを超えるような大雨になる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。雨が降る範囲は、次第に関東や東北にも広がるでしょう。北海道も低気圧の接近に伴って雨が降りだし、低気圧が通過する17日(土)頃は、荒れた天気になる恐れがあります。 台風が温帯低気圧に変わるときは、強い風の範囲が広がるため、低気圧の中心から離れた場所で災害が起こることがあります。 台風10号の風や雨の影響は、長く続き、広い範囲に及ぶことが予想されます。台風が過ぎ去っても、台風から遠い地域でも、油断できません。 猛暑 収まっても一時的 台風が通過するときは、猛烈な暑さが収まる所があるでしょう。通過後は、九州から東北で、最高気温は35度以上となる所が続出する見込みです。

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