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ようやく動き始めた大型の台風10号。今後再発達して、15日頃には強い勢力で西日本に上陸するおそれがあるだけでなく、予報円の東端を辿った場合には、長期間、広い範囲に影響を及ぼすことも考えられ、Uターンラッシュを直撃する可能性もあります。

動き出した台風10号

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ほとんど停滞していた台風10号ですが、ようやく動きが出てきました。けさ6時には「強い勢力」ではなくなったものの、今後、再発達しながら北寄りに進む予想です。15日頃には、再び強い勢力となって西日本に接近・上陸するおそれがあり、その進路に注意が必要です。すでに南西諸島、九州から関東の太平洋側沿岸では台風の影響で波が高くなっていますが、台風が近づくにつれて風が強まるとともに、波がさらに高くなる見込みです。

「ゆっくり」「大型」「強い勢力」

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台風10号は強風域の範囲が広い「大型」で、台風の中心から離れている所でも風が強まります。また、再び「強い勢力」となり、比較的ゆっくりと本州付近に接近・上陸する予想で、暴風や強風となる期間が長くなるおそれがあります。風だけでなく、台風に先行する雨雲や台風本体の雨雲がかかり続けることも考えられ、西日本を中心に雨の量が多くなる所がありそうです。避難経路を確認しておくなど、今のうちから備えをすることが重要です。

予報円の東ルートだと影響は全国で長期化も

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台風10号の予報円は大きく、まだ進路がはっきりと定まっていません。予報円は、台風の中心が、その時刻に到達すると予想される範囲を円で示したもので、入る確率は70%です。もし、台風10号の中心が予報円の最も東側を進んだ場合には、日本のほぼ全域に、長期間影響を及ぼす可能性があります。ちょうど、Uターンラッシュにあたる時期に重なるため、その影響が懸念されます。最新の交通情報をご確認ください。