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台風10号は15日(木)頃には西日本に接近、上陸するおそれがあります。大型で強いため、日本列島の広い範囲に影響のでる可能性がありますので、最新の台風情報をご確認下さい。

15日頃 西日本に上陸か

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大型で強い台風10号は11日(日)午後6時、父島の南西約450キロの海上を1時間に15キロの速さで北西に向かっています。
このあと、自転車並みの遅いスピードで、日本の南を北西に進む見通しです。暴風域を伴ったまま、15日(木)頃に西日本に接近、上陸するおそれがあります。これまでの予想に比べて、予報円は徐々に狭くなっていますが、接近、上陸するおそれがある時間帯については、少しずつ遅くなっています。今後の動きに注意して下さい。

小笠原は今夜から高波警戒

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台風は波に始まり、波に終わるといわれています。東日本から西日本の太平洋沿岸には、すでに台風10号からのうねりが入り、波が高くなっています。小笠原諸島では、今夜からあすの明け方にかけて、猛烈なしけとなる見込みです。東日本や西日本、南西諸島では、あす12日の午後からうねりを伴った高波に警戒して下さい。海水浴にお出かけの方は、現地の情報に従って遊泳禁止の際は海に入らないようにしましょう。
台風10号の特徴
台風10号はノロノロと動きが遅いため、近づくと同じような場所で大雨や暴風が長い時間続くおそれがあります。また、台風周辺に広がる雲がこのままのサイズで近づくと、九州から東北がスッポリと入ってしまうくらいの大きさです。強い雨や強い風のエリアが広い範囲にわたって、お盆後半の列島に大きな影響を与えるおそれがあります。台風が去ったあとも、木が倒れるなどで交通機関に影響のでる可能性もありますので、注意が必要です。

警報・注意期間

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西日本
あす12日の午後から、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、山の東から南東斜面を中心に大雨となるおそれがあります。また、15日(木)頃にかけては、台風の接近に伴って台風本体の雨雲や周辺の発達した雨雲が流れ込み、雨の降る量はさらに増えるでしょう。台風の動きが比較的遅いため、長い時間にわたり大雨や暴風が続く可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒が必要です。
東日本
予報円のほぼ中心を進んだ場合、台風本体の雨雲はあまりかからない予想ですが、台風周辺からの湿った空気が流れ込むでしょう。あす12日から局地的に雨が降り、雨脚の強まる可能性があります。台風の進路が予報円の東側を進んだ場合、東海などには台風本体の雨雲がかかる可能性があり、注意が必要です。また、強風域が大きいため、広い範囲で風の強まりにも注意して下さい。
なお、この情報は11日(日)午後の情報をもとに作成しています。台風の進路によって警戒期間は大きく変わる可能性がありますので、最新の台風情報にご注意下さい。tenki.jpでも最新の情報を随時更新していきます。