台風10号 お盆の初め頃「強い」勢力で日本の南へ

2019/08/09 19:21

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小笠原近海の大型で強い台風10号は、勢力を保ったまま、12日(月)頃に日本の南まで北上する予想です。西日本から東日本の広い範囲で、今後の台風の動きに注意が必要です。 台風10号 ほとんど停滞
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東シナ海を北上する台風9号により上昇した空気は、本州付近で下降し、太平洋高気圧の勢力を強めています。台風9号の勢力は、あまり衰えずに北上しているため、太平洋高気圧の勢力が強まっているという状況です。小笠原近海の台風10号は、この太平洋高気圧に進路を塞がれてしまい、ほとんど停滞しています。 台風10号 海面水温の高い所をゆっくり北上
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台風9号は大陸に上陸し、勢力を弱める見込みです。太平洋高気圧は、10日(土)にかけても本州付近への張り出しが強いですが、その後は東へと退く予想です。台風10号は、太平洋高気圧の縁に沿って、海面水温が高い所をゆっくり北上する見込みです。勢力はほとんど衰えることなく、12日(月)頃に、日本の南に達する予想です。その後も勢力を保ったままで、北上はゆっくりとみられます。 台風がまだ遠くても、太平洋側の海岸ではうねりが届き波が高くなるでしょう。海水浴など海のレジャーは十分にご注意下さい。 台風10号の影響 長引く可能性も まだ予報円は大きいですが、お盆の中頃から西日本から東日本の広い範囲で台風の動きに注意が必要です。 台風が本州付近まで北上しても、偏西風が北海道付近に流れているため、まだ動きが遅いということが考えられます。このような場合は、台風の影響が長引きます。 また、台風の中心が通る所だけでなく、広く影響が出る恐れもあり、台風が自分のいる西側から北上する場合は、特に警戒が必要です。 台風10号は、ちょうどお盆に重なる公算が大きく、お盆期間中のお出かけなど交通機関への影響などが心配されます。今後、最新の台風情報をご確認下さい。

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