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北海道付近には明日(27日)にかけて前線が停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になります。
その影響で北海道では日本海側を中心に断続的に雨が強まり、局地的に大雨となる見込みです。大雨による低い土地への浸水、土砂災害、河川の増水などに警戒が必要です。

既に100ミリ超も

今日(26日)の北海道では、明け方から日本海側で雨が降り始め、昼頃から次第に降り方が強まってきています。
後志地方の神恵内(かもえない)では、日付が変わってから午後6時までの降水量が107.5ミリと、既に場所によっては雨量が多くなっています。

雨のピークはこれから

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既に大雨となっている北海道ですが、これからさらに雨の降り方が強まり、明日未明から明け方に雨のピークを迎える地域が多くなる見込みです。
今日午後6時からの24時間で降る雨の量は、日本海側の多い所で150ミリに達する恐れがあり、大雨による低い土地への浸水や土砂災害、河川の増水などに警戒が必要です。
雨の量が特に多くなりそうなのは、日本海側で南西からの風が当たる山の斜面近く。地形によって強制的に湿った空気が上昇し、局地的に雨雲が急発達しやすいため、周辺よりも雨が強まります。
1時間で最大50ミリの滝のような雨が予想され、風向きが変わらなければ、同じ場所で激しい雨が集中して降ることも考えられるため、短い時間で災害の危険度が一気に上がる恐れがあります。今後も雨の降り方や最新の気象、防災情報に十分な注意が必要です。

明日午後は雨落ち着くが…

雨のピークは明日の朝まででほぼ終わる見込みで、午後には次第に雨はやんでいきそうです。
しかし、雨上がりの湿度の高い中で気温が30度前後まで上がる所が多くなるため、かなりの蒸し暑さとなる見込みです。雨がやんだ後は、熱中症や食中毒など、真夏の厳しい暑さへの対策が必要になります。