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気象庁が発表した8月上旬までの気温の予想が、大きく変わりました。北・東日本は平年より気温が高く、西日本も猛烈な暑さに。最新の1か月予報です。

【7月27日~8月2日】一年で最も暑い時期 いつもより更に暑く

気象庁は、毎週木曜日の14時30分に「1か月予報」を発表していますが、25日に発表した「1か月予報」では、前回の予報よりも、8月上旬にかけての気温の予想が大きく変わりました。
7月27日~8月2日は、前回予測されていたよりも、偏西風の北への蛇行が強まるでしょう。そのため、東北から九州、沖縄にかけて、太平洋高気圧に覆われる見込みで、暖かい空気が流れ込みやすくなりそうです。
この期間の平均気温は北日本と東日本で平年より高いでしょう。平年ですと、一年で最も暑い時期ですが、今年は暑さが一段と厳しくなりそうです。暑さに注意が必要なのは、北日本や東日本だけではありません。西日本は平均気温が平年並みか高く、気温は35度近くまで上がる所もあるでしょう。昼間だけでなく、夜も気温が高いままなので、夜間の熱中症にもご注意下さい。

【8月3日~8月9日】続く暑さで熱中症に厳重警戒 連続「猛暑日」の可能性も

8月3日~8月9日も、気圧配置は前の週とあまり変わらず、東北から九州、沖縄にかけて、高気圧に覆われるでしょう。平均気温は、引き続き北日本や東日本では平年より高く、西日本は平年並みか高い予想です。東日本や西日本では、内陸部を中心に、連日気温が35度近くまで上がり、猛烈な暑さが続く所もあるでしょう。
今回は「高温傾向」が「長い期間にわたって続く」のがポイント。そのため、一段と体にこたえる暑さとなり、熱中症には厳重な警戒が必要です。のどの渇きを感じる前から、こまめに水分補給をするのはもちろん、汗をかいたら適度な塩分補給も必要です。お部屋の中でも無理をしないで、適度に冷房や扇風機を使うなど、なるべく涼しくしてお過ごし下さい。年配の方や、幼いお子さんは、熱中症にかからないよう、まわりの方が特に気を配ってあげて下さい。

【8月10日~8月23日】暑さは少し落ち着くが

8月10日~8月23日は、東・西日本を中心に、平年と同様に太平洋高気圧に覆われるでしょう。ただ、厳しすぎる暑さは一段落して、全国的に平均気温は「ほぼ平年並み」の予想です。とはいえ、近年は高温傾向で、暑さのピークをすぎても、急にグッと涼しくなるわけではありません。お盆の頃も、いつもの年のように残暑が続くでしょう。お出かけの際は、最新の予報をチェックして下さい。
【参考】
北日本=北海道、東北地方
東日本=関東甲信、東海、北陸地方
西日本=近畿、中国、四国、九州(奄美地方を除く)地方