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曇りや雨の日が多い関東地方。夏空はどこへ。この先の気温と天気の傾向は?

夏空はどこへ 都心ではまだセミ鳴かず

22日の関東地方は雲に覆われて、午後は次第に雨の降り出した所が多くなりました。午後5時までの都心の最高気温は24.0度と6日ぶりに25度に届きませんでした。都心ではこの夏、まだセミの鳴き声を観測しておらず、夏らしくない日が多くなっています。

昨年は猛暑な暑さ 今年は対照的な天気

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きのうまでの10日間(7月12日~21日)の天気や気温を見てみると、都心では30度以上の日はたった1日だけで、最高気温の平均は26度くらい。平年よりも3度ほど低いくらいの気温です。また日照時間も9.2時間と平年の20%と、この時期のジリジリとした真夏の強い日差しをほとんど体感していません。さらにこの10日間の降水量は106ミリで平年よりも2倍の量の雨が降り、まさに梅雨空となっています。昨年はちょうどこの時期、7月22日には最高気温35.6度と猛暑日に。そして翌7月23日には39.0度まで気温が上がり、7月としては観測史上2位の暑さになりました。昨年と今年では対照的な天気と気温になっています。

火曜も大気の状態が不安定 局地的に激しい雨

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都心など関東では、23日(火)も曇り空が続き、局地的に非常に激しい雨や雷雨になりそうです。一気に道路が川のようになったり、用水路があふれたりすることがありますので、雨の降り方に注意が必要です。その後も数日中は天気は変わりやすく、局地的に急な雨や雷雨がありそうです。

天気と気温 ガラッと変わる

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しかし、26日(金)以降は天気の傾向ががらっと変わりそうです。これまで関東の週間予報では曇りや雨マークが並んでいましたが、ガラッと変わり、晴れマークが並ぶようになりました。いよいよ、晴れて強い日差しが照り付ける日が多くなるでしょう。梅雨明けへの期待も高まります。また最高気温も各地で連日30度以上で、特に月末から8月の初めにかけて、さらに気温が高くなりそうです。猛暑日(最高気温35度以上)になることもあるでしょう。内陸部では40度近くまで上がる所もあり、これまでとは気温の傾向もガラッと変わり、一気に猛烈な暑さがやってきそうです。まだ厳しい暑さに慣れていない方が多いため、急に暑くなると熱中症への危険が非常に高くなります。これからは海やプールなど夏のレジャーも本格的に楽しめそうですが、屋外、屋内問わず、熱中症には十分に注意してお過ごしください。