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7月21日午後9時、台風5号「ダナス」は、日本海で温帯低気圧に変わりました。低気圧に吹き込む湿った空気の影響で、九州や四国・中国地方など、西日本を中心に引き続き大雨や土砂災害に警戒が必要です。

南の海で発生 北上して朝鮮半島を横断

7月16日午後3時にフィリピンの東で発生した台風5号「ダナス」は、その後西寄りに進んだ後、次第に進路を北に変えながら大型の台風になりました。大型とは、台風に伴う強風(風速15メートル以上)の半径が中心から500km以上のことで、強風半径が800kmを超えると超大型と区分が変わります。台風5号は、18日午後には沖縄の石垣島付近を通過したあと、東シナ海を北上しました。19日は九州の西海上を北上し、20日には朝鮮半島に上陸。きょう(21日)にかけて朝鮮半島を横断したのち、日本海に進み、21日午後9時、台風5号は日本海で温帯低気圧に変わりました。

西日本は引き続き大雨に警戒

台風5号から変わった低気圧は、日本海をゆっくり進む見込みです。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に大気の状態が不安定になっています。今夜も、雷を伴って局地的に非常に激しい雨の降る所があるでしょう。また、これまでに降った大雨で、地盤の緩んでいる所もあります。引き続き土砂災害に警戒してください。