メイン画像
メイン画像

大型の台風5号は発達しながら北上。18日(木)から石垣島など先島諸島にかなり接近し、荒れた天気に。本州付近には梅雨前線が停滞し、九州や四国、本州でも大雨の恐れがあります。

大型の台風5号 北上

17日(水)、大型の台風5号はフィリピンの東を北上しています。今後、発達しながら進み、18日(木)から19日(金)にかけて石垣島など先島諸島にかなり接近する予想です。その後、台風は東シナ海を北よりへ進むでしょう。今回の台風の特徴は、雨の降る範囲が広く、強風域も大きいため、影響範囲が広いことです。また、本州付近には梅雨前線が延びており、前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気や高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が大量に流れ込むため、前線の活動が活発になり、本州付近でも大雨の恐れがあります。

各地の警戒ポイント

画像B
画像B

【沖縄】本島地方や先島諸島は18日(木)から風が強まり、海上はうねりを伴った大しけとなるでしょう。海岸付近にはむやみに近づかないようにして下さい。台風の動きが遅いため、20日(土)にかけて比較的長い期間、活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れもあります。
【九州】18日(木)の午後から断続的に雨が降るでしょう。19日(金)から20日(土)にかけて活発な雨雲が次々とかかりそうです。降り始めからの雨量が500ミリを超すような大雨となる恐れがあります。これは平年の7月ひと月の雨量を超すような大雨です。土砂災害や河川の増水、氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要です。20日(土)は風も強まり、横殴りの雨となりそうです。
【四国・中国・近畿】18日(木)から19日(金)は雨や雷雨で、激しい雨の降る所もあるでしょう。激しい雨とはバケツをひっくり返したような雨で、道路が一気に川のようになってしまうこともあります。道路の冠水に注意が必要です。20日(土)も雨が降り、さらに雨量が多くなりそうです。
【東海・関東甲信・北陸】18日(木)の午後は大気の状態が不安定で、所々で雨や雷雨になるでしょう。北陸を中心に激しい雨の降る所もありそうです。19日(金)から20日(土)も雨雲が発達し、所々で雨脚が強まりそうです。
【東北・北海道】台風の進路次第では、来週、大雨となる恐れがありますので、最新の気象情報に注意して下さい。
※この予想は17日現在の資料をもとに作成しています。台風の進路によっては予想が変わる可能性がありますので、最新の台風情報を確認して下さい。