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7日(日)は二十四節気の「小暑(しょうしょ)」。暑さが本格的になっていく頃ですが、暦とは裏腹に、この先は夏の太平洋高気圧の勢力は弱く、オホーツク海高気圧が優勢。厳しい暑さはないでしょう。

8日(月)と9日(火) 大気の状態が不安定

8日(月)から9日(火)にかけて、上空に寒気を伴った気圧の谷が、本州を通過する見込みです。
九州から近畿では、大気の状態が不安定になるでしょう。所々で雲が発達し、雷を伴って激しい雨が降る見込みです。東海でも、雨や雷雨の所があるでしょう。関東では、雲が発達するのは山沿いに限られそうです。

11日(木)~13日(土) 気圧の谷が通過

10日(水)は、九州や四国では、南から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、雨が降るでしょう。11日(木)から13日(土)にかけては、気圧の谷が本州付近を通過する見込みです。近畿から東北でも、雨雲がかかる所があるでしょう。

冷涼な空気の流れ込み続く

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5日頃から、オホーツク海高気圧が北日本付近に張り出してきました。オホーツク海高気圧から冷涼な空気が流れ出しています。
この先も、日本付近ではオホーツク海高気圧の張り出しが強いでしょう。夏の太平洋高気圧は、10日(水)から11日(木)頃に本州付近に張り出しますが、一時的です。
東京都心では、7月に入ってから最高気温が30度以上になった日は、まだありません。向こう一週間も、30度に届く日はない予想です。

7月上旬に低温が続いた2015年 今年は?

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2015年の7月は、1日から10日にかけて、東京都心の最高気温は25度に届かない日が多く、きょう(7日)と同じ21度くらいの日もありました。
この年の7月上旬は、今回のように、オホーツク海高気圧の張り出しが続くことはありませんでしたが、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱かったことが特徴です。
7月中旬からは、太平洋高気圧が本州付近に張り出すようになり、全国的に気温が高くなる日が多くなりました。8月上旬を中心に、最高気温が35度以上の猛暑日となる所が、全国のアメダス928地点中、100地点を超える日が多くなっています。
今年は、7月下旬から、平年同様に太平洋高気圧が本州付近で強まる見込みです。夏らしく暑い日が多くなるでしょう。