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東日本ではあす7月1日にかけ、西日本では3日頃まで大雨となる所がありそうです。大雨による土砂災害に厳重に警戒をして下さい。

梅雨前線ゆっくり南下

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6月最終日のきょうは、梅雨前線や前線上を進む低気圧に向かって南から湿った空気が流れ込んでいます。前線の活動が活発となっていて、九州を中心に西~南西方向から次々と発達した雨雲が流れ込んでいます。
今回の発達した雨雲の形は、南北の幅は比較的狭いものの、東西方向に長くのびているものが多いことです。このため、非常に激しい雨の降る地域は狭いものの、一度降りだすとなかなかやまないケースが増えています。24時間雨量は、本県阿蘇市では200ミリを超え、1日にして6月の平均雨量、約3分の1となった一方で、同じ県でも20ミリに満たない所(午後6時現在)がありました。今後もこうした降り方になるおそれがあります。
梅雨前線の動きは、あす7月初日は本州付近をゆっくりと南下し、夜には九州南部から本州の南岸沿いにのびる見込みです。その後、2日にかけてはほとんど停滞するでしょう。九州を中心に数日間、大雨の続くおそれがあり、梅雨前線の位置が南へと下がるため、大雨の場所が増えることも考えられます。今後の情報にご注意下さい。

九州 雨の中心は南部に

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今年も半分が終わり、7月がスタートします。沖縄は夏空が続くでしょう。九州北部と中国、四国は昼頃まで広く雨で、カミナリを伴って激しい雨や非常に激しい雨の降るおそれがあります。九州南部は一日雨や雷雨で、雨の降る量が多くなりそうです。近畿と東海は昼頃まで、関東は南部を中心に夜にかけて雨が降りやすいでしょう。近畿と東海ではカミナリが鳴ったり、激しい雨が降る所もありそうです。北陸と東北、北海道も雲が多く、雨の降る所があるでしょう。

総雨量さらに増加

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7月1日午後6時までの24時間に予想される雨の降る量は、いずれも多い所、九州北部で250ミリなどとなっています。その後、2日午後6時までの24時間に予想される雨の降る量は、いずれも多い所、九州で100~150ミリとなっています。なお、3日頃にかけて九州を中心に総雨量はさらに多くなるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒して下さい。