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29日から7月1日にかけて、梅雨前線の活動が九州北部付近で活発になり、大雨になるおそれがあります。九州北部地方は、今週26日に梅雨入りしたばかりですが、早速、梅雨最盛期の雨の降り方になります。大雨に十分警戒して下さい。

梅雨前線の動き

29日(土)は、梅雨前線が西から明瞭になり、九州付近へ延びてくる見込みです。前線は九州をゆっくりと北上し、29日夜は対馬海峡まで北上するでしょう。九州北部は昼前後から雨が降りだし、午後は雷を伴い一時激しく降る所がある見込みです。
30日(日)は、梅雨前線が対馬海峡から九州北部付近へゆっくりと南下するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動がたいへん活発になる見込みです。前線の動きが遅いため、発達した雨雲が同じような所に停滞し、大雨をもたらすおそれがあります。
7月1日(月)は、梅雨前線が九州北部から九州南部へゆっくりと南下するでしょう。九州北部に加え、九州南部でも大雨が降るおそれがあります。
九州北部地方は、29日~7月1日は活発な梅雨前線が九州北部付近にほとんど停滞し、警報級の大雨になるおそれがあります。どこで大雨が降ってもおかしくない気象状況になりますので、改めて大雨の備えを確認しておきましょう。
また、雨が降りだしたら周囲の状況に気を配り、最新の気象情報や自治体から発表される情報をこまめに確認し、危険を感じたら早め早めに行動するようにしましょう。

近年の豪雨

近年、大雨による大きな災害が続いています。昨年7月6日~7月8日を中心に、「平成30年7月豪雨」。西日本から東海地方を中心に広い範囲で数日間大雨が降り、記録的な豪雨により、広い範囲に極めて大きな災害が発生しました。
また、おととし平成29年は7月5日を中心に、「平成29年7月九州北部豪雨」がありました。福岡県朝倉市から東峰村、大分県日田市北部で、約9時間にわたって猛烈な雨が降り続き、甚大な災害が起こりました。
いずれも活発な梅雨前線が同じような場所に停滞したことで、記録的な大雨になっています。このように梅雨前線がほとんど停滞するときは、特に雨の降り方に油断ができません。