メイン画像27日、札幌管区気象台は北海道の1か月予報を発表しました。向こう1か月は、北海道に湿った冷たい空気を流し込むオホーツク海高気圧が出現しやすくなるため、平均気温は平年並みか低くなるでしょう。降水量はほぼ平年並みですが、日照時間は太平洋側とオホーツク海側で少なく、日本海側は平年並みか少ない見込みです。
6月29日~7月5日 折り畳みの傘をもって
オホーツク海高気圧の影響を受けやすいため、曇り空ですっきりとしない天気の日が多くなるでしょう。ただし、7月はじめにかけては、オホーツク海高気圧と大陸に居座る気圧の谷のせめぎ合いとなります。オホーツク海高気圧の勢力が強い時は、太平洋側やオホーツク海側に湿った空気が流れ込むため、曇りや雨となりやすく、山越えとなる日本海側では晴れ間の出る所が多くなります。一方、オホーツク海高気圧が弱まると、気圧の谷の影響で広い範囲で雨が降ることもあります。ちょっとした力加減で雨の降る場所や晴れ間の出る場所が変わるため、天気予報も変わりやすくなっています。そのため、最新の予報の確認と折りたたみ傘を持つと安心です。気温は平年並みか低いでしょう。
7月6日~7月12日 オホーツク海高気圧・居座る
引き続き、オホーツク海高気圧の影響を受けやすいでしょう。日本海側やオホーツク海側は、平年よりも曇りの日が多くなりますが、数日の周期で晴れ間の出る日もありそうです。太平洋側も、平年より曇りの日が多く、朝晩を中心に霧のかかる日も多くなるでしょう。気温は平年並みの見込みです。
7月13日~7月26日 すっきりとしない天気続きそう
オホーツク海高気圧から流れ込む冷たく湿った空気は少なくなりそうですが、気圧の谷の影響がある見込みです。各地とも平年より曇りの日が多い状態が続きそうです。気温はほぼ平年並みでしょう。