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この先は梅雨前線が北上。梅雨入りが記録的に遅れている近畿などの地域も、週の中頃にようやく梅雨入りとなりそうです。ただ、南からの暖かく湿った空気の供給が続くほか、南の熱帯低気圧の動きによっては梅雨前線がさらに活発化しながら北上することも考えられます。太平洋側を中心に雨の量が多くなるおそれがあるため、今後の気象情報にご注意下さい。

週の中頃から梅雨前線北上

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週間予報を見ると、今週の前半は移動性高気圧に覆われるため、西日本を中心に晴れる日がある見込みです。すでに梅雨入りしている九州南部と東海、北陸から東北は貴重な梅雨の晴れ間となるでしょう。一方、27日(木)頃からは広い範囲で曇りや雨のマークが目立ってきます。南西諸島から日本の南に停滞していた梅雨前線が北上してくるためで、週の後半は広い範囲でぐずついた天気となるでしょう。

近畿などようやく梅雨入りへ

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九州南部を除いて記録的に梅雨入りが遅れている西日本ですが、週の中頃の梅雨前線北上のタイミングで梅雨入りとなる可能性が高いでしょう。これらの地域では、統計を取り始めてから最も遅い梅雨入りとなることがほぼ確実といえます。なお、四国と近畿では過去に1回だけ、梅雨入りが特定されなかった年(1963年)があります。

梅雨前線の活動が活発化

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きょう23日(日)は梅雨前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れ込んでおり、沖縄や奄美では大雨となっている所があります。南には動きが不確実ながら熱帯低気圧があり、今後、梅雨前線への暖かく湿った空気の供給がさらに多くなりながら前線が北上、週の中頃には西日本や東日本でも梅雨前線の活動が活発になるおそれがあります。特に九州北部から近畿は梅雨入りと同時に大雨となることも考えられます。ちなみに、去年2018年の6月28日頃からは西日本で梅雨前線が活発化、平成30年7月豪雨へとつながりました。雨への備えを今のうちにしておきましょう。

日差しがなくても暑い

週明け以降も、西日本は最高気温が30度前後の日が多く、暑さが続きます。東日本も太平洋高気圧の張り出しが強まるにつれて気温が上がり、週の後半を中心に日中は30度くらいとなりそうです。晴れる日だけでなく、日差しが少なくなっても気温が高くなるため、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。