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今年は梅雨前線の北上がゆっくり。九州北部から近畿の梅雨入りはこれまでの遅い記録に並んだり、記録を更新する可能性もあります。沖縄は前線の影響がまだ続き、梅雨明けが平年より遅れそうです。

九州北部から近畿 遅すぎる梅雨入り

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今年は梅雨前線がなかなか北上せず、九州北部から近畿の梅雨入りの発表が未だありません。東海から東北北部は梅雨入りしていますが、前線や低気圧の雨だけでなく、上空の寒気による不安定性の降水も多くなっています。
梅雨前線は今週末は本州の南までやや北上し、前線上を低気圧が進む予想です。今週末が九州北部から近畿の梅雨入りの一つのタイミングとなりそうです。ただ、昨日(18日)までの予想より、22日(土)から23日(日)は活発な雨雲が南の海上を中心に進む見込みで、また梅雨入りが見送られる可能性もあります。上の表はこれまでの梅雨入りの遅い記録で、今年はこの梅雨入りの遅い記録に並んだり、記録を更新するかもしれません。
19日(水)に九州北部(山口県を含む)には気象台から「少雨に関する情報」が出ました。今後1週間程度も少雨を解消するほどのまとまった雨にはならない見込みで、梅雨入りするしないに関わらず、水不足が懸念されます。引き続き水の管理にご注意下さい。

沖縄は遅れる梅雨明け?

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一方、沖縄は梅雨明けが遅れる可能性があります。沖縄の平年の梅雨明けは6月23日ごろですが、まだ梅雨前線の影響を受けて、梅雨空が続き、少なくともこの先1週間は梅雨明けはなさそうです。
今年は梅雨前線の北上がゆっくりで、季節の進みもゆっくりとなっています。7月になっても太平洋高気圧の張り出しが弱く、本州付近の盛夏の訪れもゆっくりとなる可能性があります。