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北海道地方では、今夜(15日)から広く雨が降り始め、明日(16日)にかけて荒れた天気となる恐れがあります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波に注意が必要です。

雨のピークは2回

本州に雨を降らせている発達した低気圧が、北海道付近を通過するため、明日(16日)の道内は大雨や強風など荒れた天気となる恐れがあります。
雨は今夜から降り始め、明日は全道的に雨の一日となるでしょう。雨のピークは明日午前と夕方以降の2回ある見込みです。太平洋側を中心に雷を伴い、バケツをひっくり返したような激しい雨の降る所があるため、アンダーパスや田畑などの冠水に注意が必要です。
明日午後6時までの24時間で降る雨の量は、胆振や十勝地方など太平洋側の多い所で120ミリ、日本海側やオホーツク海側でも多い所で100ミリの大雨となるでしょう。
また、太平洋側や日本海側の沿岸を中心に風が強まります。最大瞬間風速は陸上で30メートルと風に向かって歩けず、転倒してしまうほどの強さです。車の走行も風にあおられる感覚を受けるため注意して下さい。

平年の6月ひと月分の雨が一日で

梅雨のない北海道の6月は、新緑の季節です。天候も割合穏やかで、日本海側を中心に、一年で最も降水量が少ない月が6月なんです。(札幌の平年の6月ひと月分の降水量は46.8ミリ)
ただ、これから降る雨は、平年の6月ひと月分に相当、またはそれ以上の量となり、土砂災害や河川が増水する恐れがあります。最新の気象情報をこまめに確認するようにして下さい。